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【エンジニア辞めたい】原因別の対処法と無理な場合に転職する際の注意点
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【エンジニア辞めたい】原因別の対処法と無理な場合に転職する際の注意点

エンジニアとして働いていれば、辛いと思ったことは誰しも少なからずあるのではないでしょうか?

エンジニアは納期が近づくと激務となり、繁忙期になればその忙しさは大変なものになり、連日残業や休日出勤を余儀なくされることもよくあります。

しかし、辛い時期が長く続くと「もう耐えられない」「辞めたい…」なんて思い悩むことも。

ここでは、そんなエンジニアが本気で仕事を辞めたいと思ったときにどうすればよいか、その対処法を紹介いたします。

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目次

1.退職者の離職理由で最も多い理由は?

厚生労働省が発表した調査によると、「定年・契約期間の満了」を除いた退職者の離職理由として最も多く挙げられているのは、男性が「労働時間、休日等の労働条件が悪かったから」、女性が「職場の人間関係が好ましくなかったから」となっています。

昨今は働き方改革が叫ばれ労働環境の改善に努めている企業も多いですが、長時間労働や低賃金などの待遇面における不満、上司先輩や部下との人間関係における不満が今も多くの職場で聞かれるのが現状です。

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2.エンジニアを辞めたいと思った理由

ここでは、さらにエンジニアに絞って仕事を辞めたいと思った理由を紹介します。もし、今の職場でいくつか当てはまった場合は、転職を視野に入れて将来を考えたほうがよいかもしれません。

2.1.連日残業や休日出勤が続きプライベートな時間が取れない

エンジニアは、案件の納期が近づくとどうしても連日の残業や休日出勤が重なってしまいがちです。中には、会社で寝泊まりする状況や家に帰っても寝るだけで自分の時間がまったく取れない「デスマーチ」と呼ばれる状況に陥ることもあります。慢性的に残業が発生する現場では、ワークライフバランスを求めて転職をするエンジニアが多くなります。

2.2.社内の人とのコミュニケーションがうまく取れない

人間関係の問題は職場においてはどこでも起こり得るものです。上司や同僚とのそりが合わないことでストレスを感じ「辞めたい」と考えてしまうこともあるでしょう。また、取引先への出向や常駐で仕事をしている場合には正社員の人達との立場の違いから疎外感を感じてしまうこともあるかもしれません。

さらに、昨今のテレワーク環境や平常的にチャットツールでコミュニケーションをおこなっている現場では、コミュニケーションがうまく取れず、ちょっとした発言が相手にとってパワハラと受け取られてしまう状況となることもあります。コミュニケーションが文字だけのやり取りに偏っている環境では、より注意が必要です。

2.3.頑張ってもなかなか評価されない

組織が複数のエンジニアで構成されている場合、各エンジニアの力量によっては作業にかかる時間に差が生じる場合があります。優秀なエンジニアであればあるほど他メンバー分の作業も負担することになり、仕事量が増えてしまいがちです。しかし対応している仕事量の割に他メンバーと評価が変わらないケースも多く、優秀なエンジニアほど離職しやすくなる傾向があります。

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2.4.給与など待遇面で不満がある

持っているスキルだけではなく所属する組織によって待遇が大きく変わることもあります。同じようなスキルのエンジニアが他社ではより良い待遇を受けていることを知り、それが原因で転職を考えるエンジニアも少なくありません。給与だけではなく年間休日数やフレックスの有無などによる違いもエンジニアが転職を考える原因につながります。

2.5.技術やスキルが思うように生かせない

組織は個人のエンジニアの意向だけで動かせるものではないため、仕事においてエンジニアが得意としている技術と業務内容にミスマッチが生じてしまうこともあります。ミスマッチが生じること自体はある程度仕方のないものとは言えますが、上司などがエンジニアに対して納得できる理由をきちんと説明し、理解を得られているかが重要です。

2.6.スキルアップが望めない

働く中で新しい技術を身につけられる環境であるかどうかも非常に重視される部分です。ただ手順書通りに単純作業をおこなうエンジニア業務も少なくありません。それではエンジニアとしてのスキルアップは難しく、このままでは成長ができないのではないかと感じてしまいます。

2.7.会社の将来性に不安があり、やりがいを感じられない

会社の業績が悪かったり客先常駐がメインで会社と関わる機会が少なかったりすると、会社の将来性への不安ややりがいのなさから転職を考えがちになります。業績や今後の展望を共有する場を会社が設けてくれない、エンゲージメントを高める施策をおこなっていないといった場合には注意が必要です。

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3.【原因別】エンジニアを辞めたくなったときの対処法

もし、「もうエンジニアなんて辞めたい!」と本気で思ったときは、一度立ち止まり、今の仕事で何を不満と感じているのかを整理してみましょう。現状の不満をきちんと把握できていないと、安易に転職をしても不満が解決されない可能性が高くなるだけでなく、現状よりも労働環境が悪化し仕事が嫌になってしまうことも十分にありえます。

また技術・スキルで勝負ができるとはいえ、転職してすぐに転職先を探すとなると企業側からの不信感が高まり、良い条件で転職することが難しくなってしまいます。辞めたいと思ってすぐにエンジニアを辞めてしまうのではなく、まずは原因を突き止め、今の労働環境で改善できないかを確認することが重要です。

以下に原因ごとの対処法を紹介します。

3.1.仕事が忙しいとき

連日残業で忙しい場合は、1日の作業内容と作業にかかった工数をリストアップしてみましょう。作成したリストをもとにして、作業時間を短縮するための業務内容改善を図ったり、ツール導入を提案したりと、自分が楽をできる方法を探すことが重要です。

また、リストを作ることで自分の時間感覚を把握し作業における工数目標を立てることができますし、中長期的なプロジェクトにおける仕事の進め方も改善することができます。

どうしても工数削減ができない場合には、上司に相談すると共に忙しい中でも計画的に有給を取る方法を検討してみましょう。


3.2.待遇面での不満があるとき

待遇面で不満がある場合は、一度上司に相談をしてみましょう。交渉次第では待遇が改善されることも十分考えられます。

ただし、やみくもに相談を持ち掛けるのではなく、今の仕事内容や自分の能力・スキルをデータ化し、納得のいく希望額を算出した資料をあらかじめ用意しておくと説得力が増します。また、今の会社でどれだけの付加価値を生み出すことができているのかも説明できると良いでしょう。

3.3.職場の人間関係で悩んでいるとき

職場の人間関係に不満がある場合は、適切な相談先に相談をしてみましょう。クライアントとの人間関係に不満がある場合はプロジェクトの責任者に、上司に不満がある場合はより上の上司や会社の相談窓口に、といったように、問題解決が図れると思われる相手に相談することが重要です。

人間関係は、一度こじれたら修復するのは非常に困難です。職場でのコミュニケーションに問題を抱えていると仕事に対するモチベーションが下がり、毎日の出勤が苦痛になります。すでに人間関係がこじれてしまい、どうしても今の人間関係が辛い場合は、異動を願い出たり転職を考えたりすることも手段の一つです。

3.4.新しいスキルが身につかないと感じたとき

スキル面での不満を感じている場合は、自分が希望するスキルをまとめた上で上司に相談してみましょう。部下がどのようなスキルアップを希望しているのかを上司がキャッチアップできていない場合も大いに考えられます。上司にきちんと希望するスキルを伝えることで、優先的に関連する業務を割り当ててくれることは十分に考えられます。

また、将来もエンジニアとして働きたいのであれば、常に新しいことにチャレンジして資格を取得してスキルアップを図ることも重要です。

3.5.将来に不安を感じたとき

将来に不安を感じた場合は、仕事だけではなくプライベートを含めた自分のキャリアプランを考えてみましょう。プライベートを軸にして「何歳で結婚したい」「何歳で子どもが欲しい」などとプランをまとめていくと、そこから逆算していつまでにどのくらいの年収を得る必要があるのか、そのためにどういうスキルを身につけておく必要があるのかがわかるようになります。

将来への不安は、先が見えないまま漠然と業務を続けることで生まれやすくなります。自分が望むキャリアプランを立てた上で上司と認識を合わせることで、目標に向かって着実に進んでいることが実感できるようになり、不安を解消することができるでしょう。

3.6.正しい評価が得られていないと感じたとき

正しい評価が得られていないと感じた場合は、上司に評価基準を確認してみましょう。自分がいかに頑張っていると感じていても、それが上司の評価基準と合致していなくては、いつまで経っても評価は変わりません。

上司に評価基準を確認し、昇進のために必要な条件などを把握することができれば、遠回りすることなく会社から評価される人材になることができます。また、自分に足りていないスキルを把握することにもつながります。

4.転職も視野に入れて活動してみる

先に述べたようにエンジニアを辞めたいと思ったときは、まず今の職場環境を改善することが大切です。

しかし、いくら頑張って改善しようとしても、うまくいかなかったり、改善した結果、新たな不満を抱えたりしてしまうこともあります。

例えば、仕事の生産性が上がって自分が割り振られた仕事が早く終わっても、残業が当たり前になっている職場では、1人だけ定時上がりするのもはばかられますし、効率化したら余計仕事を割り振られて逆に忙しくなるといったことが、今の日本の企業ではまだまだ存在します。

そのようなことになったら、逆にモチベーションが下がる結果にもつながりますし、働く意義も見いだせなくなるかもしれません。

そこで、改善を試みても解決ができなかったときは、転職を視野に入れて活動してみましょう。

不満を抱えながらの仕事はモチベーションに影響しますし、エンジニアの仕事が嫌になってしまうこともありえます。

ただ、転職しても今より職場環境が改善されるとは限りませんので、早い段階から他にやりたい仕事がないか、その業界の動向や将来性などをリサーチすることが大切です。

もし、エンジニアとして今後も働きたい場合は、客先常駐が多かったのなら自社サービス開発の会社や1次請けの会社などを探してみるのもよいでしょう。

ワークライフバランスを重視した会社もたくさんありますので、求人内容をよく確認することも重要です。

今の時代、エンジニアは売り手市場ですので求人も多く、システム開発やWebサービス開発、ネットワークやインフラエンジニアなど、さまざまな案件の仕事がありますので、今までとは違う分野の仕事にチャレンジしてみてもよいかもしれません。

5.転職を考えた際に注意すべきポイント

不満を改善することが難しく転職を考え始めた際に注意すべきポイントを4つ紹介します。紹介するポイントを意識して後悔のない転職につなげましょう。

5.1.転職候補の会社を十分にリサーチする

転職を考える場合には転職候補の会社を十分にリサーチしましょう。求人票に載っている情報は良い部分のみをアピールしていることが多く、望んでいる条件とは異なっている場合があります。

●年収が高いものの毎月数十時間の残業代を含んでの数字だった

●転職してみたら提示された業務内容とは違う部署の所属になった

など、リサーチや転職前の認識の擦り合わせが不十分だったためにトラブルとなるケースは少なくありません。望む条件で転職するためには、求人票だけではなく口コミサイトや転職エージェントを通してしっかりとリサーチをおこなうことが重要です。

5.2.離職率の高い会社は要注意

リサーチをおこなった会社の離職率が高い場合は注意が必要です。提示条件が良くてもパワハラが横行する職場であったり、会社の将来性に不安があったりなど、何かしらのマイナス要素があることが考えられます。離職率が高い理由に納得ができれば問題ありませんが、許容できる理由かどうかをしっかり精査する必要があるでしょう。

5.3.転職と転職エージェントの違い

一般的な転職サイトは各会社が一方的に求人情報を掲載し応募を待つことに比べ、転職エージェントは自分の現在の職場環境や不満、スキルや条件など、さまざまなことをふまえておすすめの求人情報を紹介してくれます。また、会社との年収交渉なども代行してくれます。

転職エージェント経由でしか募集を出していない企業もありますし、自身のキャリアプランを考える上で参考になる情報も得られますので、ぜひ積極的な活用をおすすめします。

5.4.転職エージェントを利用する場合のポイント

転職エージェントは複数ありますが、各転職エージェントによる特徴や担当者自身の力量によっても大きな差が生まれます。エンジニアであればエンジニアに特化した転職エージェントやアドバイザーに相談することで、現状の不満を改善するより良い転職につなげやすくなります。

たとえばマイナビITエージェントでは、エンジニア職に特化した専任アドバイザーが多数在籍し、転職者のスキルや希望に応じた幅広いサポートをおこなっています。エンジニアとして長く安定してキャリアを積み上げたいとお考えの方であれば、きっと理想に限りなく近い転職を実現できるはずです。一度活用してみてはいかがでしょうか。

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6.まとめ

エンジニアやSEといったIT業界に従事している仕事は、過酷な面ばかりが取り沙汰されていますが、どの仕事でも共通しているようにマイナスなことばかりではなく、よい面もたくさんあります。

もし今の職場がどうしても辛かったら、転職を視野に入れて活動することも一つの手段です。辞めたい理由は人それぞれですが、エンジニアは今後も需要が見込まれ、将来性もある仕事ですので、今後も継続してそのスキルを活かす道を視野に入れておくことをおすすめします。

原稿:ヤマタカ
フリーランスエンジニア。ITに関わるさまざまなコンテンツの企画・制作も行っています。
ITに関してはノウハウ系、ライフハック系、トレンド系など、今まで200本以上の執筆経験があります。

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