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「エンジニアあるある」第43回echoを「エチョー」と呼ぶ人をド素人と思いつつ、ping(ピン)のことは「ピング」と呼ぶ。
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「エンジニアあるある」第43回
echoを「エチョー」と呼ぶ人をド素人と思いつつ、ping(ピン)のことは「ピング」と呼ぶ。

2019.12.25

 
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エンジニアの方の”あるかもしれない”日常風景をデフォルメしてコメディタッチに描く本連載「エンジニアあるある」。さて、今回はどんな風景なのでしょうか...

☆☆☆☆☆☆

テクノロジー用語に英文字が多いのは仕方がありません。しかし、問題はその読み方です。英語の発音を日本語読みするのですから、どこまでいっても正確な発音はできません。例えば、日本では「マクドナルド」ですが、原音をよく聞くと「マクダネル」の方が近いですし、「アップル」は「アポー」の方が近いようです。

さらに、業界というのは独特の用語を使いたがる傾向があります。たとえば、古いIT業界では「トラヒック」「打鍵」「押下」など、日常生活ではあまり使わない表記や言葉を使います。NTTというよりも電電公社時代に生まれた用語だと言われています。

さらに、大元の英語そのもので、読みが揺れていることも珍しくありません。GIFは「ジフ」「ギフ」の2つの読み方が混在していました。この件は、GIFの開発者であるスティーブ・ウィルハルト氏が「ジフが正しい」と発言したことから、「ジフ」に統一されようとしています。しかし、ウィルハルト氏にも「なぜジフが正しいのか」という理由があるわけではなく、自分たちは「ジフ」と呼んでいたということにすぎません。読みというのは恣意的なところが多分にあるのです。

たとえば、FAQは「エフエーキュー」と粒読みにする人がほとんどだと思いますが、「ファッキュー」と読んでもおかしくない。しかし、英語圏では非常に下品な侮蔑語と似てしまうので避けられているのだと想像できます。

つまり、読みに「論理的な正解」は存在せず、要はコミュニケーションツールなので、「みんなが使っている読み方が正解」なのです。通じることが最も大切なのです。
pingは言語に忠実なら「ピン」ですが、ほとんどのエンジニアが「ピング」と読みます。これは「ピン」と呼んでしまうと、pinと区別がつきづらいからでしょう。

opaque(オペイク、不透明度)も「オパキュー」と読む人が多いようです。多分、「que」の部分が「キュー」と読むことは誰にでも通じるので、それにopa(オパ)をくっつけるのでしょう。

ときどき、英語の原音から見て、「日本では読み方が間違っている」と指摘する人がいますが、あまり意味のないことです。言葉というのは通じることが最重要なのです。日本のエンジニアと話すときは、日本的読みでいいのです。英語圏の人と話すときには英語的読みと使い分けられればそれでいい。日本では「マクドナルド」と呼んでいても、海外に行ったら「マクダネル」と呼べればそれでいいのです。



どの読み方が正解かにこだわりすぎるのも、エンジニアの習性のひとつなのかもしれません。

(イラスト:ConChan)

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※「エンジニアあるある」バックナンバーは以下からご覧ください。

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