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Amazonで5000円以下で買えるスマートブレスレットがすごすぎる!!GPSトラッキング、歩数計から、睡眠トラッキング、心拍数、血圧連続測定まで
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Amazonで5000円以下で買えるスマートブレスレットがすごすぎる!!
GPSトラッキング、歩数計から、睡眠トラッキング、心拍数、血圧連続測定まで

2019.09.20

 
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キャッシュレス決済機能などはないが、
ヘルスケア機能が充実している
スマートブレスレット

AppleWatchが登場して以来、さまざまなメーカーがスマートウォッチを発売している。これに対して、スマートブレスレットという商品も登場してきている。この2つの違いは微妙だが、スマートブレスレットの多くは低価格で、だいたい5000円以下。スマートフォンとのアプリ連携、キャッシュレス決済機能などはないが、その分、ヘルスケア機能が充実をしている。歩数計や睡眠トラッキングがあるのは常識で、心拍数の連続測定、血圧の連続測定までできるものも多い。

このようなヘルスケア測定機能については、「どのくらい正確なのか?」と疑問を持つ人も多いと思う。結論から言えば、正確さについては医療機器の足下にも及ばない粗いものにすぎない。しかし、腕につけておけば24時間連続測定をするというところに大きな意味がある。1日の中でどう変化するかがわかるからだ。

腕につけておくだけで、
どうして心拍数や血圧が測定できる!?

そもそも腕につけておくだけで、どうして心拍数や血圧が測定できるのだろうか。秘密は、ブレスレット背面(腕側)にある緑色のLEDにある。この緑色LEDは、心拍数、血圧測定時に、腕に向かって一定間隔でパルス光を発射する。そして、LED周辺に配置した受光センサーで、腕に反射してきた緑色光の量を測定する。

血流中の赤血球は赤い色をしているので、緑色の光をよく吸収する。赤血球が多い時は緑色の光は多く吸収され、赤血球が少ないときはあまり吸収されない。心臓が収縮をした時は、血管をたくさんの赤血球が通過することになり、心臓が弛緩した時は、通過する赤血球の数は少なくなる。つまり、緑色光の吸収パターンから、心拍数を割り出すことができる。

さらに、1回の心拍の中で、血流量が変化するパターンから、血圧を推定する技術開発も進んでおり、この知見を使って血圧も割り出している。

測定値は誤差を含んだ不正確なものであっても、24時間連続測定をするということに意味がある。例えば、家庭用血圧計を使った血圧の測定では、毎日同じ時間に、正しい姿勢で安静状態にして測定しなければならない。血圧はちょっとしたことで大きく変化をするので、できるだけ測定の条件を揃えることが必要になる。医師は、このようなデータから、異常値が出ていないかどうか、日周変化の傾向はどうなっているかなどを見て、診断の参考にする。

スマートブレスレットの目的は、
健康維持のために必要な
バイタルデータを知ること

医師が家庭でも精度の高い家庭用医療機器を使うことを求めるのは、医師は診断に責任を持たなければならないからだ。しかし、スマートブレスレットの目的は、疾病の発見ではなく、健康を維持するために必要なバイタルデータを知ることだ。それには、多少、数値は不正確であっても、24時間の連続した変化が可視化される方が適している。数値は不正確かもしれないが、増減の変化に関してはそれなりに参考にすることができるからだ。

可視化されたグラフから、例えば「午前中は血圧が低い」「食事中は血圧がかなりあがる」などの現象が見つかれば、生活習慣を変えたりする指針になる。

心拍数についても同じだ。計測される心拍数そのものは不正確であっても、増減の変化はそれなりに参考になる。「突発的に心拍数が上がる瞬間がある」「睡眠中でも心拍数が高い」など、自分でわからなかった自分の体の状態を知ることができる。



(スマートブレスレットで収集されたバイタルデータは、専用のスマートフォンアプリにBluetoothで送信され、分析される。このアプリでは、バーの濃い部分が深い眠り、薄い部分が浅い眠り。スコア評価もしてくれる)

さらにおすすめしたいのが、睡眠トラッキングだ。睡眠には浅い眠りと深い眠りの2種類があり、だいたい2時間ほどで繰り返している。このサイクルが整っているが、質の高い眠りになるのだそうだ(REM睡眠、ノンREM睡眠は、複雑な構造をしていて、浅い眠り=REM睡眠とも一概には言えないため、スマートブレスレットメーカーは浅い眠り、深い眠りという用語を使うことが多い)。

人間は眠りに入ると心拍数が少なくなり、動かなくなる。スマートブレスレットは、心拍計と加速度センターから睡眠に入ったことを知ることができる。一方で、浅い眠りになると、心拍数はやや上がり、寝返りなどをするようになる。このような状況をセンサーで読み取って、自動で記録してくれる。



(自分の睡眠の平均値からのズレもレポートしてくれる)



(心拍数も視覚化してくれる。有酸素運動、無酸素運動などは心拍数から推定ができるので、運動した時間を自動的に記録してくれる。このようなバイタルデータもスマホの標準ヘルスケアアプリに転送される)

優れた点は、腕につけているだけで
さまざまなトラッキングデータを
記録してくれること

スマートブレスレットの優れた点は、原則として腕につけているだけで、さまざまなトラッキングデータを記録してくれることだ。睡眠なども、「これから寝る」「今、起きた」などとボタンを押すような必要はない。バイタルデータを分析して、睡眠がどうかを自動で判断して記録を取ってくれる。有酸素運動、無酸素運動なども心拍数から推定できるので、自動で記録してくれる。

多くのスマートブレスレットでは、ランニング、バイク、ウォーキングなどの運動をする時、開始時に操作をする仕様になっているが、これはGPSをオンにして、ルートを記録する、速度を計算するなど、より詳細な分析をするためだ。このような運動をしない人でも、スマートブレスレットをつけておくだけで、日常生活の中でどの程度運動しているかを自動的に集計してくれる。

心拍数や血圧、睡眠などのバイタルデータが記録できたとしても、生活や睡眠の質を改善していくのはまた別の話だ。しかし、まずは現状がどうなっているのか、しっかりと数値で把握をしないことには何も始まらない。普段から気にしておくことで、生活や睡眠が改善されて、健康な生活が送れるようになる。



(自分と同地域に住む同年代の人との比較もレポートしてくる。このような分析は、当然ながら機種によって異なる。多くのスマートブレスレットが、iOSやAndroidのヘルスケア標準アプリにデータを自動送信できるようになっているため、他のヘルスケアアプリを使って分析をすることも可能だ)

スマートブレスレットは、スマートウォッチと比べて機能がバイタル機能取得に限定されているため、バッテリーの持ち時間が長いのもの特長だ。機種によっても異なるが、1回の充電で1週間から1ヶ月ほどは使うことができる。24時間、睡眠をしている時にもつけたままにして、週末、お風呂に入る時だけ外して充電しておくといった感覚で使うことができる。

それに何よりも安い。多くのスマートブレスレットが5000円以下で販売されている。買ってみて失敗をしても、あまり痛くない金額だ。ECサイトのレビューなどを読んで、よさそうなものを、お試しで1つ買ってみることをお勧めする。



(アマゾンなどのECサイトで「スマートブレスレット」で検索すると、さまざまな製品が検索される。いずれも価格は5000円以下なので、気軽に試してみることができる)

原稿:牧野武文(まきの・たけふみ)

テクノロジーと生活の関係を考えるITジャーナリスト。著書に「Macの知恵の実」「ゼロからわかるインドの数学」「Googleの正体」「論語なう」「街角スローガンから見た中国人民の常識」「レトロハッカーズ」「横井軍平伝」など。

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