ITエンジニアのための勉強会・イベントレポート情報メディア

DeNA Games Tokyoエンジニアインタビュー(3)技術部長が唱える「何のためにプログラムを書くのか」- “ギジュツ”の向こう側を考える
skill

DeNA Games Tokyoエンジニアインタビュー(3)
技術部長が唱える「何のためにプログラムを書くのか」- “ギジュツ”の向こう側を考える

2019.06.14

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

“ギジュツ”とは何か?

“ギジュツ”とは幅広い分野で、様々な意味合いを持つかと思いますが、今回はソフトウェアエンジニアリングという文脈でこの”ギジュツ”という言葉を使います。

“ギジュツ”で実現できる事には、人の作業の自動化といったこともありますし、人ができないような高速で複雑な処理の実行といったこともあります。
前者の例としては、Excelなどがイメージしやすいと思います。Excelは、方眼紙に1,2,3と並んだ数字を自動で合計値を計算してくれたり、平均を算出してくれたりします。
後者の例としては、CGなどがあります。 光源の位置から光が物体に反射したり屈折したり影響し合う、情報を全て正確に人が計算するのは、現実的ではありません。ただ一定のロジック通りにコンピューターが自動で計算することで、自然と見分けがつかない視覚表現ができたりします。



“ギジュツ”の価値とは何か?

計算機にその処理を任せたときにどういう付加価値を生むのか、そこがプログラムの価値の本質です。
例えば前者のExcelの例でいうと、人の生産性を上げることによりコストが下がるのかもしれませんし、他の生産活動に時間を割けるかもしれません。
後者のCGの例でいうと、それによって一つの芸術作品が生まれるかもしれませんし、ゲームのようなエンターテイメント性のある商材になるかもしれません。
基本的にプログラム単体には価値はなく、そのプログラムが何を生み出すのかという部分が価値になります。
そこから逆算して考えると、それらを作り出すプログラマー、ソフトウェアエンジニアの価値というものは、実現するものの価値と、それを実現する能力の掛け算で決まります。



ゲーム業界における
“ギジュツ”の価値とは何か?

では、ゲーム業界における技術の価値とは何なのかについてですが、 基本部分に「ゲームの機能を要件通りに作り上げる」というものがあります。その基本的な価値に対しての肉付け要素として 「要件が定まってない中で変更に強く作れる」、「新技術を使ってプランナーの想像を超えるUXを提供できる」、「高速に作れる」、「障害が起きない」、などなど、付加価値はいろんな方向で出すことができます。 そこは各エンジニアの個性であり付加価値となる部分となります。



“ギジュツ”の向こう側の世界
とはなにか?

業界であったり、会社であったり、事業によって違うとは思いますが、事業として行う全てのエンジニアリングには、 「なんの為にプログラムを書いているのか。生み出したプログラムが何を生むのか。」 という目的が必ず存在します。
その目的と向き合いながら、エンジニアをしていくのが重要だと思います。

せっかくなので、DeNAGames Tokyoの例を挙げます。
DeNA Games Tokyoという会社は、ゲーム運営のプロフェッショナル企業です。
ゲームというものは、時代とともに姿を変え続けています。
ゲームセンターなどで箱型のゲームを楽しんでいたアーケードゲームの時代。
テレビの前に座り、物語を楽しんだり友達とワイワイ話しながらゲームをプレイする体験に変わったコンシューマーゲーム機時代。
友達であったり知らない誰かとグループを作ったり、ちょっとした空き時間でゲームを楽しむ体験に変わっていったモバイルゲーム時代。
youtubeなどの動画メディアを通じて誰かのプレイを追体験するというメタ的なゲーム体験に変わっていきつつある現代。

その時代におけるゲームの運営のあるべき形は変わっていきます。
そのそれぞれの時代のゲームに向き合いプロとして運営していくというのが、DeNA Games Tokyoがやろうとしていることです。

特に今は新たなゲーム体験を作っていくことにも力を入れ始めています。
テーマとしては、「ゲームの拡張」です。

そういう環境でエンジニアに求められるものは、その世界を実装していくことです。

それは動画配信の仕組みかもしれませんし、簡単にローカルの大会を開催できるトーナメント機能かもしれませんし、「ポケモンGo」のような位置情報を使った新しいサービスかも知れません。

いずれにしても、それらの機能を実装することによって、今までとは違ったゲーム体験を作り出し、次の時代のゲームというものを再定義しようとしています。

これがDeNA Games Tokyoにおける”ギジュツ”の向こう側の世界です。



最後に

エンジニアとして、 自らが書いたプログラムが世界をどう変えていくのか。
たまには今の業務と一旦距離を置いて考えてみてはいかがでしょう。

そして、 皆さんのこういう世界を作ってみたいという像が DeNA Games Tokyoで成そうとしている事とつながり、一緒に働きたいと思って貰える人が1人でもいてもらえれば幸せです。

平岡 洋祐
DeNA Games Tokyo 技術部部長。DeNA創業者の南場智子氏に憧れてDeNA入社。アプリタイトルやブラウザタイトルの運営開発をするエンジニアとして配属。運用タイトルを2年程度行った後、リーダーとして新規タイトルを作ることに。新規タイトルのリリースも終えて既存タイトルに戻ったタイミングでエンジニアとマネージャーを兼任したプレイングマネージャーになり、ゲームづくりをする組織づくりを実施。関わっていたタイトルがDeNA Games Tokyoに移管されることになり、マネージャーになり、その後技術部長に就任。

DeNA Games Tokyoエンジニアインタビュー(3)技術部長が唱える「何のためにプログラムを書くのか」- “ギジュツ”の向こう側を考える

この記事はどうでしたか?

おすすめの記事

キャリアを考える

BACK TO TOP ∧

FOLLOW