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ソルフレアのエンジニアに聞いた!(1)「フロントエンドエンジニアにはマーケティングやプロデュースの能力も必要」
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ソルフレアのエンジニアに聞いた!(1)
「フロントエンドエンジニアにはマーケティングやプロデュースの能力も必要」

2019.04.23

 
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O2Oクラウドサービス「RUNWAY」の提供やレビューメディア「ZIGSOW」の運営を行っているソルフレア株式会社。今回は、IT業界を変える企業として注目を集めている同社のエンジニア専用オフィスを訪ね、エンジニアの方々3人にインタビューした内容を紹介する。初回はフロントエンドエンジニアの工藤浩樹さん。

どうしたら最適の情報発信ができるか
クライアントと一緒に考える

私はフロントエンドエンジニアをしています。ウェブを制作する業務が多くなりますが、これがフロントエンドエンジニアの業務の本質ではありません。ウェブはあくまでも手段です。クライアントは、さまざまな情報を消費者に伝えたいと考えています。どうしたら最適の情報発信ができるだろうかということをクライアントと一緒に考えて、その仕組みを作っていく。結果として、今の時代ですから、ウェブを利用することが多くなります。

場合によっては、アプリを開発することもあるし、ハードウェアを開発することもあります。最近では、ビーコンを使って、消費者の位置情報を取得して、広告や情報を発信するというケースも増えてきました。

よく、ウェブデザイナーとどう違うのかと尋ねられます。私も以前の会社ではHTMLコーダーとして、デザイナーが作ったデザインカンプを元に、HTMLとCSSを使ってウェブを制作する仕事をしていました。

しかし、求められているもの、流行っているもの、より効果の高いものが、さまざまなサイトで使われ、広がるようになって、HTMLとCSSだけでは効果的なサイトが作れなくなっています。例えば、「ボタンに動きをつけたい」と思ったら、JavaScriptが必要になります。質の高いウェブを作るのに、必要なスキルがどんどん増えています。



弊社にもデザイン専任のデザイナーがいて、ウェブのデザインをしています。じゃあ、私たちフロントエンドエンジニアが、デザイナーの指示通り作ればいいのかというとそうではありません。実際にサービスとして動かすには、エンジニアの視点からも、デザインはこうであった方がいいということがたくさん出てきます。これをデザイナーにフィードバックして、議論を重ねて、一緒にウェブデザインを固めていく。ゼロからデザインするわけではないので、デザインスキルまでは必要ではありませんが、デザイナーと議論をするために、共通言語としてのデザイン知識は必要になります。

また、UI(ユーザーインタフェース)の知識と経験も重要です。ボタンの形をどうするか、どこに置くか、そういったことでクリックされる率が変わってくる。一応のセオリーはありますけど、クライアントによって、ターゲットによって異なってきます。なので、実際にやってみて、テストをして、計測をして、改善していく。これを繰り返していくしかありません。

ウェブは、常に新しい見せ方のアイディアが生まれて、それが一気に広まる世界です。クライアントから「ウチでも、ああいうかっこいいのできないの?」と相談されることもよくあります。でも、流行っているから取り入れるというのではなく、クライアントのサービスや商品にとって本当に適切なものなのかということを判断し、提案できる力も必要です。マーケティングやプロデュースの能力も必要になります。

このような能力を兼ね備えているのがフロントエンドエンジニアだと思っています。仕事の本質は、クライアントの望む目的は何であるのかを考え、ITという手段を駆使して、その正解に近づいていく。ウェブやプログラミング言語は手段にしかすぎません。ある意味、本当のエンジニアリングをしています。

ZIGSOWを見て、ソルフレアが
「情報を大切に扱う」会社と直感

前職は某企業でウェブの制作と改修業務をしていました。しかし、サブとして経理事務も担当させられていて、エンジニアの仕事に注力ができないことに不満を感じていました。それでエンジニアとして思いっきり仕事ができる企業に転職をしようと考えたのです。

いろいろな会社を検討しました。ウェブエンジニアだったので、転職先の企業がどんなウェブを作り、運営しているかが当然気になります。その中で、ソルフレアが運営をしているレビューメディア「ZIGSOW」に目が止まったのです。

いわゆるテック系グッズのレビューメディアで、会員が投稿するというものです。レビューの数がものすごく多いですし、ひとつひとつが良質の記事なのです。それに驚きました。私もサイト運営をやった経験がありましたから、不特定多数の投稿サイトの運営がものすごく大変であることがわかっていました。書いてはいけないことを書いてしまう人がたくさん出てくる。でも、それを削除しているだけだとサイトが盛り上がらない。



なぜ、ZIGSOWが良質のサイトに育ったかというと、一言で言うと運営側の情熱が会員に伝わったんだと思います。レビューの内容を運営がちゃんと見て、レビューされる製品にも責任感を持って運営しているのがわかりました。それを粘り強く続けて、良質のレビュワーが集まるサイトになっていったのだと思います。

このZIGSOWを見て、その運営元であるソルフレアという企業に興味を持ちました。面接を受けた時も、私が感じた「情報を大切に扱う」という感覚は間違いではないということがわかり、それで入社を決めました。

入社してみて驚いたのは、
エンジニア専用オフィスがあったこと

仕事は毎日が楽しいですね。よく、エンジニアだと大きな案件が成功することにやりがいを感じるという人が多く、私ももちろん大きなプロジェクトをやり抜くと達成感を感じます。でも、私の場合は、日々の仕事の中にやりがいを感じているようなところがあります。小さなボタンひとつであっても、クリックされるようにするにはどうしたらいいかということを考える。そして新しいアイディアを試してみる。その結果、クリック率があがる。細かい改修を積み重ねながら、どんどんウェブがよくなっていく。クライアントも喜んでくれて、最初の目的である「情報を適切に伝える」ということにどんどん近づいていく。自分が作ったものに対して、周囲の反応があって、単なる自己満足では終わらない。そこにやりがいを感じています。

入社してみて、驚いたのは、エンジニア専用オフィスがあったことです。ここはエンジニアしかいなくて、電話もありません。ものすごく仕事に集中できる環境です。集中している時間を、外部要因で途切らされるというのが以前の環境では当たり前のことで、特に何も感じていなかったのですが、ソルフレアにきて、専用オフィスがあるという環境はものすごくいいものだと実感しました。エンジニアは、集中できる環境を無理にでも作らなければいい仕事はできないなと、今では考えるようになっています。



フロントエンドエンジニアは、コーディングをしているだけでなく、デザイン、UI、マーケティングといった幅広い境界領域で仕事をします。なので、「私はプログラミングだけしていたい」という人は、ソルフレアでは成果が挙げられないと思います。デザイナーの視点、マーケティングの視点、プロデューサーの視点など、複数の視点を持ってエンジニアリングをするという感覚がものすごく重要になると思います。

入社して絶対に必要になる重要スキルが
ドキュメント化の能力

入社して、絶対に必要になる重要スキルがドキュメント化の能力です。プログラムを書いて、それが動けばいいというものではありません。何をするものなのか、どういう目的のものなのかを、まずはディレクター、それからデザイナー、マーケティング、さらにはクライアントにも伝え、理解してもらわなければ意味がありません。そのために、自分が考えたことを日本語で表現し、文章にするという能力は、ひょっとするとプログラミング能力よりも重要かもしれません。

仕様書、マニュアルなどを書くのもフロントエンドエンジニアの重要な仕事です。これが誰が読んでも分かる形にできないと、後々、ものすごく無駄な作業が発生することになります。



でも、これは簡単なことではありません。意外に、正しい日本語って難しいのです。私自身もまだまだトレーニング中です。かなり大変ですが、自分の考えを言葉で表現するというのは、フロントエンドエンジニアに限らず、どの職種でも重要なスキルなので、ここで養っておいて損はないと思っています。

弊社は自由な社風で、新しいことへの挑戦は大歓迎されます。一方で、ひとつの業務をこなすのに、ものすごく考えることを要求されます。そこは大変ですが、考えた分だけ、それが自分の経験になっていきます。本を読んだだけでは得られない、エンジニアにとっての大きな財産になると感じています。

そういう本当のエンジニアリングに挑戦してみたい方に、ぜひ私たちのフロントエンドエンジニアチームに加わっていただきたいですね。

工藤浩樹さんプロフィール
ソルフレア入社前は主に医療系オウンドメディアのフロントエンド開発を担当。その他、自社の管理会計システムの構築などを行っていた。2016年ソルフレア入社後は、入社時より、主にプラットフォームサービス「RUNWAY」のユーザー体験を向上させるため、フロントエンド開発に従事。現在はFantastic Experience Expertとして、「RUNWAY」の新規開発、改修全般。その他、関連アプリの開発などを行っている。趣味はクラシックギター。

ソルフレアのエンジニアに聞いた!(1)「フロントエンドエンジニアにはマーケティングやプロデュースの能力も必要」

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