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空撮だけじゃない!進化を続けるドローンの開発エンジニアになるには?
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空撮だけじゃない!進化を続けるドローンの開発エンジニアになるには?

2018.12.19

 
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ドローンは産業利用から個人の趣味まで、便利なツールとして浸透しつつあります。普及に伴い、ドローン開発のエンジニアが不足しています。ドローン開発では、業務システムや制御系の技術や経験を活かすことができます。

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空撮だけじゃない!
進化を続けるドローン

問)ドローンの定義、“ラジコンヘリとの違い”を簡潔に述べよ。

ドローンを知っていても、あらためて定義を考えるとうまく説明できないこともあるでしょう。答えとしてはこういう感じになります。

ドローンとは「無人で遠隔操作や自動制御によって飛行できる航空機の総称」。

ラジコンヘリは“無人で遠隔操作できる”という点ではドローンに含まれるが、両者の違いは「自律的に」飛行する機能を有するか否かであり、人による操縦なしでは飛行できない「ラジコンヘリ」に対し、「ドローン」はGPSや制御プログラムによって自律飛行できるものをさす。

水中や陸上で活動するタイプのドローンも登場しており、「飛行できる航空機」から「自律行動をとる機体」へと定義が書き換えられる日は近いかもしれません。

ドローンの産業利用は、空撮やセンシングなど「見る」系の作業が中心です。容易に立ち入れない場所の調査や空撮に大きく貢献しています。実証実験が話題となった荷物の配送は積載量や法整備などの課題が残されていますが、多くの分野で実用化が広がっています。

<農業>
ドローンの農薬散布は有名ですが、空撮による農作物の成長管理も行われています。

<測量>
撮影した画像データを専用ソフトで加工し、図面や3Dモデルに利用することができます。地形や位置関係の計測だけでなく、面積や高低情報から地ならしに必要な土砂量の算出なども可能です。

<施設管理>
橋脚や高所などの行きづらい場所を容易に目視でき、センサーによる検査を同時に行えます。水道管を内部から検査するドローンも開発されています。

<防犯・セキュリティ>
大規模施設などで、固定カメラでカバーしきれないエリアをドローンに巡回させます。

ドローンはIoTの最先端!
開発エンジニアになるには?

ドローンの産業利用の増加に比例して、ドローンを活用するための人材の需要も高まっていきます。ドローンのパイロットは順調に増えていますが、ドローン開発に携わるエンジニアは不足しているそうです。ドローン開発は大きく以下に分類されます。

(1)機体制御
ドローン本体の飛行をコントロールするためのプログラム。姿勢制御、位置制御、センサー統合など

(2)アプリケーション開発
ドローンを操作するシステム、機体からのデータ取得、画像認識など

(3)クラウド構築
ドローンが取得するデータを蓄積、解析する環境の構築・運用

ひと口にドローン開発のエンジニアといっても、それぞれにおいて求められる技術は異なります。しかし、既存の分野で身につけたスキルセットを活かして、ドローンエンジニアへの転身はできます。

IoT業界は若手エンジニアの
参入を待っている

見過ごしがちですが、通信を経由して機体を操縦するドローンはIoTの代表格でもあります。IoT分野は制御系、機械系からシフトした技術者が多く、Webサービスなどと比較すると平均年齢は高めです。ついでにいうと女性エンジニアも少ないです。ドローン活用の広がりで人手不足は確実ですから、業界として、若いエンジニアの参入は大きく期待されるところでしょう。

ドローン開発でポピュラーな開発ツールに、DJI DEVELOPER「DJI SDK」や3D Robotics「DroneKit」など、開発者向けのキットが提供されています。こうしたツールを触ってみるのも技術習得や仕事をイメージするにはよい方法だと思います。興味のある方はぜひお試しください。

原稿:Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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