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「IoTエンジニア」に転職する前に知っておきたいこと
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「IoTエンジニア」に転職する前に知っておきたいこと

2018.11.30

 
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「IT」から「ICT」、「IoT」へ

「ITエンジニア」など、いまだにInformation Technology(情報技術)の略語である「IT」が、コンピュータなどデジタル分野の技術の総称として使われることがあります。

しかし、近年では通信技術も視野に入れたInformation and Communication Technology(情報通信技術)の略語である「ICT」という呼称も用いられるようになってきました。ITとほぼ同義とされていますが、インターネットやLANなどの通信環境が情報技術に不可欠なインフラとなるなかで、官公庁の文書などでも「IT」を「ICT」と言いかえるようになってきています。

また、最近では似たような「IoT」という用語も耳にするようになりました。

これはInternet of Thingsの略語で「モノのインターネット化」と訳されるように、Iは“情報”ではなく“インターネット”の頭文字です。

「モノのインターネット化」とは、パソコンだけでなく家電製品や家具、ウェアラブルデバイスから産業機器まで、あらゆる分野で、モノがセンサーを持ち、関連するモノ同士が情報ネットワークでつながることで自動化や遠隔操作、最適化されたサービスを実現していくことができる仕組みのことです。

身近なところではスマートウォッチで心拍数や運動量を計測したデータを分析し健康管理に役立てたり、スマートホームのテレビや照明、エアコンなどを外出先からスマホで操作するような家電・住宅設備の分野から、自動車が渋滞情報を車両同士やインターネット上の情報を送受信して経路検索を行うナビげ―ションシステムも実用化されていますし、近い将来には自動運転システムにも利用されていくでしょう。

ほかにも製造ラインの制御や品質管理、物流でも在庫配送管理や自動化倉庫などさまざまな産業分野でIoTは活用されています。

IoTエンジニアに求められるスキル

IoT製品を手がけるエンジニアとして活躍するために必要なものとして、まず想定されるのは「組み込み系」のスキルです。

組み込み系エンジニアは、ソフトウェアだけでなく装置や機器の機能や制御システムに合わせたプログラムを開発するため、ハードウェアの知識も求められ、メーカー企業内で活躍することが多くなります。



実装されるマイコンもメモリなどの制限があることが多くコンパクトなプログラムが得意な方が活躍しやすいジャンルです。組み込み系のシステムはC言語で書かれることが多く、C、C++やJavaでのプログラミング経験が活かせます。

組み込み系のほかには、ユーザーがIoT機器を操作するためのUI設計や、機器のプログラムをWebを介して作動させるためのアプリケーションを手がけるWeb系のエンジニアも必要です。フロントエンドエンジニアとしてHTMLやCSS、JavaScriptなどのスキルが活かせる分野です。

AIエンジニアとしての活躍も

また、IoT機器の開発にはAIエンジニアも欠かせない存在です。

たとえば生産ラインの装置で画像解析による製造品質管理を行う場合にも、AIの技術が用いられます。

さらにIoT機器ではセンサから大量のデータをクラウド上で収集することができるため、解析を行う際にもAIは欠かせません。

もちろんこれから実用化される自動運転技術やドローンでの荷物の配達などにもAIが活用されるはずです。

そうしたAIの開発で、もっとも使われている言語がPythonだと言われています。

AIや機械学習を学ぶ上では、ニューラルネットワークの数学モデルなどを理解する必要がありますが、Pythonではそうした数学的な知識をもとに自分でアルゴリズムを組むよりも高速に動くライブラリが豊富にそろっています。そうしたこともPythonが用いられる理由になっています。

組み込み系、IoT、AIの分野はこれからますます拡大していくことが期待されるだけに、今後、さまざまな可能性が広がって行くはずです。

「IoTエンジニア」に転職する前に知っておきたいこと

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