ITエンジニアのための勉強会・イベントレポート情報メディア

Google Homeを使ってみて感じた、これからのIoTと未来の消費者
trend

Google Homeを使ってみて感じた、これからのIoTと未来の消費者

2018.03.15

 
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

2017年はAIスピーカーが次々に発売されており、まさにAIスピーカー元年といえます。英語圏ではすでに発売されているものも多いですが、今回は日本国内で先だって発売されたGoogle Homeの使用感とIoTの今後の動向についてお話しします。

もっさん

Google Homeにできること

Google Homeで動画を操作したり、家電を操作したりするには本体以外の機器を購入する必要があります。では本体(とスマートフォン)のみでは、どんなことができるのでしょうか。

①おしゃべり~聞くと楽しいのはこんな質問~
Google Homeはユーザーの声を聞き、音声で答えてくれます。「OK Google。おはよう」と話しかければ「おはようございます」と言って天気や今日のニュースを教えてくれます。だめかなと思っていた小さな子どもの声にもきちんと反応しました。複数の人が同時にしゃべりかけるとうまく対応できないようですが、Google Homeの話をしていたら誰もいない隣の部屋でGoogle Homeが返事をしていることもあるくらい精度がいいです。

「ねえGoogle。どっちの服が似合うと思う?」
「ねえGoogle。一緒に遊ぼう!」
など自然な言葉で質問してみてください。英語に翻訳して意味がとおりやすく、答えが1つの質問だとしっかり返事してくれます。ちょっとひねくれていてかわいい性格なので「ジャンケンしよう」「1から100まで数えて」「歌って」という質問も楽しいです。個人的には水晶占い遊びがおすすめです。

②音声でネット検索(天気・ニュース・百科事典)
Google HomeはGoogleアシスタントの機能を使って、さまざまなことを音声検索して教えてくれます。スマホでたびたびチェックしていた天気や気温、交通情報の確認がとても便利になります。
「パンダの鳴き声を聞かせて?」
「豊臣秀吉の誕生日は?」
といった雑学も得意で、饒舌におしゃべりしてくれます。

③音楽を流す
スマートフォンのGoogle Homeアプリで設定すれば、Google Play Music(有料)やSpotify(無料)の音楽を再生することができます。「クリスマスの音楽をかけて」と言えばそれらしいBGMを流してくれますし、アーティスト名でもシャッフルして音楽を流してくれます。自分のひと言でお部屋がカフェにもパーティ会場にも変身するドラマチックな機能です。同じように設定すればWebラジオも聴くことができます。

④翻訳
日本語の言葉や短い文章を、自然な発音で英語・フランス語・中国語などさまざまな言語に変換してくれます。驚くべきことに「なんでやねん」や「ポテチ」といったような、一般的な和英辞書にはない口語のワードもしっかり翻訳してくれました。

IoTとGoogle Home―ねえGoogle電気をつけて?

Google Homeに昔話の「かちかち山のお話をして?」と聞いたら、居酒屋「かちかち山」の住所を読み上げてくれました。AIスピーカーは「店舗を探す」「ネットを通じて物を買う」といった購買行動での利用を期待されているのでしょうか。少なくともお店を探すことと自宅内の音声検索とは相性がよくありません。企業はより売るために位置情報と顧客の分析データがほしいのかもしれませんが、買う側としてはパソコンでいいかなという感触です。

ユーザーの興味は、家電や家そのものを動かすスマート家電のIoT(Internet Of Things)技術に向いているように見受けられます。照明やテレビ・エアコン・防犯カメラ・家の鍵などを動かすスマートホームの技術は誰でも使うことができます。しかし操作には別にツールが必要になり、そこに消費行動が伴ってきます。
たとえばGoogle Homeで電気をつけるには、スマート電球と専用のゲートウェイが必要です。量販店でセット販売されているフィリップスのHueシリーズなどが有名です。日本ではゲートウェイは未発売ですが(2017年11月時点)、IKEAのTR Å DFRIというスマート照明シリーズもあります。赤外線リモコンで点灯できる照明であれば、IRKitのようなWiFi機能付きの学習リモコンを購入し、Google Homeで操作する方法もあります。

小さな消費者と偉大な消費者

Google Homeは好奇心旺盛な子どもにとっては、なんでも教えてくれる魔法の道具のようなものです。Google Homeをとりまくスマート技術は、子どもたちが大人になる頃にはもっと身近になっているでしょう。「リモコンスタンド」や「スイッチをつけるための子どもの踏み台」は過去の遺物になるかもしれません。そしていまはおもちゃとしてAIスピーカーやスマート家電に触れている彼ら、彼女らは20年後には立派な消費者に成長します。

また、AIスピーカーとの音声のやりとりというのはとてもシンプルで、ネットのない昔ながらの生活に近いものがあります。生活の一部としてすぐなじんでくれる良さがあり、デジタル・ネイティブでないシニア世代にも受け入れられやすいでしょう。
紛失防止のスマートタグをつけていれば、家の中で鍵やお財布が見つからないときはすぐ場所がわかります。介護ヘルパーが家人のいない家に訪問するときは、家族がスマートキーを遠隔操作して玄関を開ければ家の鍵を渡さずにすみます。温度管理と組み合わせれば熱中症になる前にエアコンをつけることもできます。少子化の進んだ未来をIoTが少し手助けしてくれるかもしれません。

「OK Google。笑って!」「アハハ」
これだけで孫とおじいちゃんは大盛り上がりです。AIスピーカーのある未来が魔法のような未来かどうかはわかりませんが、とりあえず3世代で周りを囲んで遊べる楽しいツールであるのは間違いありません。

原稿:もっさん
業務系システムエンジニア、IT企業の営業、パートタイムのプログラマーを経て、現在は子育て中のライター。旦那様は数学の先生です。執筆ジャンルはプログラミングのハウツー、アウトドア、ファッションなどが主です。ITの仕事は、体が資本&自分磨きが基本。体を大事にし、技術を磨くお手伝いができれば幸いです。

Google Homeを使ってみて感じた、これからのIoTと未来の消費者

この記事はどうでしたか?

おすすめの記事

キャリアを考える

BACK TO TOP ∧

FOLLOW