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ITエンジニアの年収はどのくらい?国別収入格差と高所得者の特徴とは?
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ITエンジニアの年収はどのくらい?国別収入格差と高所得者の特徴とは?

2018.02.20

 
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ITエンジニアとして現在働いている人も、これからPG・SEにチャレンジしようと思っている人も、給与にまったく関心がないという人はいないかと思います。
今回は海外のエンジニアとの「収入格差」「年功序列はあるか」、そして「高所得者の特徴」についてご紹介します。

もっさん

ITエンジニアの平均年収は世界各国と比較して低い?高い?

日本のシステムエンジニアの方、がっかりしないで読んでください。2016年に経済産業省が行った調査(参考:「IT人材に関する各国比較調査結果報告書」平成28年6月10日)では、アメリカのITエンジニアの平均年収は日本の2倍近いという結果がでました。日本は年収600万円くらいが平均ですが、アメリカでは1,000~1,200万円の層が多かったのです。
日本で1,000万円くらいの年収だと高所得層に入りますが、アメリカではその年収が新卒者の年収であることもあるようです。PayScale社のまとめたデータではアメリカでの経験年数1年未満の年収は93,792ドルとなっています。

また、同時に調査を行ったインド・インドネシアでは金額は日本を下回りますが、その国の平均年収の10倍の収入であり、高所得な職業であることもわかりました。「絶対にITエンジニアになりたかった」と答えた人がアメリカ・インド・インドネシアでは60%以上でしたが日本では7%と低く、仕事に対する意識の違いも感じられます。

ITエンジニアは年齢が上がれば給与が増えるのか?

日本では年功序列の文化があり、年を重ねれば給与が上がる場合がほとんどです。先述の調査でも、日本人のIT人材の年代(就業年数ではなく実年齢)と平均年収の相関性がとても高く、相関係数0.99(最大値:1)という数値でした。

ただ、日本のIT産業はまだ誕生してから年数が浅く、ITエンジニアの人口も平均年齢38歳(2015年「IT人材を巡る現状について」経済産業省調べ)と、まだまだこれからの若い産業です。ちなみに“これから”どうするかを決める企業の意欲としては年功序列とは真逆の結果が出ています。2017年の経済産業省による「IT関連産業の給与等に関する実態調査結果」において年功(在籍年数・年齢等)が給与の評価に与える影響が「非常に大きい」とした企業はわずか3.8%でした。
以下、「給与に影響する」とした項目TOP3です。

  • ①「成果」32.6%
  • ②「コミュニケーション能力(含むマネジメント能力)」28.8%
  • ③「ITスキルのレベル(設計力、開発力、スピードなど)」28.0%

これからのITエンジニアの世界は、実力主義であることがよくわかります。

高所得のエンジニアはどんな働き方をしているのか?

最後に、給与額の高いITエンジニアはどんなことをしているか、2017年の調査データから探ってみましょう。

高所得の業種とは

平均年収の高い業種はITコンサルティング(928.5万円)、プロジェクトマネージャー(891.5万円)です。システムエンジニア・プログラマーの平均年収は、日本では一部の高度なITアーキテクト(778.2万円)を除き600万円以下になっています。プログラム言語別では、平均年収はScala・Python・Kotlinが高いのですが、年収の最高額が高いのはJava・PHP・Python/ Rubyとなっています(2017年スタンバイ調べ)。

高所得のエンジニアは残業が多いのか

年収別で残業時間を比べてみると、年収600~800万円くらいまでは月30時間とほぼ横ばいです。しかし年収が1,000万円を超えてくると、37~43時間とより多く残業しているという結果がでています。高所得者は勤務時間も長い傾向にあるといえます。

勉強など自己啓発の時間はどのくらいか

スキル向上のための勉強時間をみてみると、新人からプロジェクトリーダークラスは週2時間未満であるのに対し、社内の幹部クラス以上になると週3~4時間を自己研鑽の時間にあてています。

高収入のITエンジニアは残業も多いが勉強も怠らない、常に向上心を持つエネルギッシュな人が多いのかもしれません。
しかし、ビル・ゲイツは世界富豪ランキング1位になった際のインタビューでこういう言葉を残しています。

“単に金持ちになることが目標だったら、とっくの昔に達成してしまったと思わないかい?”

ビル・ゲイツは自分の給料は低く抑え、ストックオプションで値上がりが見込まれる多くの自社株を社員に提供していたそうです。どんな会社で、どう働くか。あなたの働き方は、あなた自身で決めるのがよいでしょう。

原稿: もっさん
システムエンジニア、IT企業の営業、パートタイムのプログラマを経て、現在は子育て中のライター。執筆ジャンルはプログラミングのハウツー、アウトドア、ファッションなどが主です。
ITの仕事は、体が資本&自分磨きが基本。体を大事にし、技術を磨くお手伝いができれば幸いです。

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