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とりあえずやってみる!FuelPHP 第2回インストール
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とりあえずやってみる!FuelPHP 第2回インストール

2017.10.13

 
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今回はインストールです。筆者がMac使いなので基本的に作業環境はMacOSを想定しています。FuelPHPの必須環境としてデータベースは含めていませんでしたが、本連載で開発をすすめるWebアプリではデータベースも利用する予定なので、MySQLを準備しておいてください。

えとうさちこ

FuelPHPをインストール

筆者のローカル開発環境は以下のとおりです。

・macOS Sierra(バージョン10.12.4)
・MAMP3.5(PHP5.6.10、Apache2.2.29、MySQL5.5.42)

FuelPHPではLinux、OS X、Unixなどでのみ動作するクイックインストーラが用意されています。コマンドを実行するだけのとてもお手軽な方法です。この他に、公式サイトからZIPファイルをダウンロードして手動でインストールする方法をご紹介します。

コマンドラインからインストールする方法

ターミナルなどのコマンドラインからoilコマンドを実行する方法です。クイックというだけのことはあって、わずかな手順で完了します。

手順1:まずはoilをインストールする。

$ curl https://get.fuelphp.com/oil | sh

スクリプトを/usr/binにインストールするために管理者パスワードを尋ねられます。

手順2:oilコマンドでFuelPHPをインストールする。

oilコマンドが使えるようになったので、さっそくFuelPHP本体をインストールします。

ここでは、ホームディレクトリに作業ディレクトリ(work)を用意し、その中に今回のプロジェクト(myproject)をインストールします。
ローカル環境とはいえ、セキュリティを意識してドキュメントルート直下にはインストールしません。

というわけで、作業ディレクトリのworkに移動(カレントディレクトリ)した上でoilコマンドを実行します。

$ cd work
$ oil create myproject

これにより、必要なディレクトリのパーミッションを変更する以下のコマンドも実行されます。

$ oil refine install

さらに、Composerにより定義された依存ライブラリを取得するコマンドも実行されます。

$ php composer.phar update

途中でTokenを聞かれてインストールがストップすることがあります。これはComposerがダウンロードのためにGitHub APIを使用していて、そのレート制限に引っかかり、匿名でのアクセスができなくなるからです。GitHubアカウントがあれば制限解除を待たずに進めます。
方法は、GitHubにログインした状態でターミナル上に表示されたメッセージ内にある以下のURLにアクセスしてトークンを作成したものを入力します。

https://github.com/settings/tokens/new?scopes=repo&description=Composer+on+<servername>+<accessdate>+1243

手順3:ApacheからインストールしたFuelPHPにアクセスできるようにドキュメントルートにシンボリックリンクを設定する。

ドキュメントルートに移動してから設定するとわかりやすいです。

$ cd /Applications/MAMP/htdocs
$ ln –s ~/work/myproject/public myproject

インストールが完了したらブラウザで次のURLにアクセスします。
http://localhost/myproject

手動でインストールする方法

ZIPファイルによるインストールです。

手順1:公式サイト(https://fuelphp.com/)からZIPファイルをダウンロードする。

手順2:ダウンロードしたZIPファイルを展開し、ディレクトリ名を任意のプロジェクト名(myproject)に変更して、作業ディレクトリに配置する。

コマンドでのインストール時と同様に作業ディレクトリを~/workとすると、~/work/myprojectといった具合にファイルを配置することになります。

手順3:コマンドラインでのインストールの手順3と同様にApacheからアクセスできるようにシンボリックリンクを貼る。

ローカル環境での開発ではシンボリックリンクが便利なのでおすすめしていますが、~/work/myproject/public内のファイルたちをドキュメントルートに直接配置しても構いません。ただし、その場合には、ドキュメントルートに移動したindex.phpの中に記述されているアプリケーション、パッケージ、フレームワークコアの場所を環境に応じて変更する必要があります。

index.php(24行目あたりから始まっているパスの設定を変更します)

/**
 * Path to the application directory.
 */
define('APPPATH', realpath(__DIR__.'/../../work/myproject/fuel/app/').DIRECTORY_SEPARATOR);
 
/**
 * Path to the default packages directory.
 */
define('PKGPATH', realpath(__DIR__.'/../../ work/myproject /fuel/packages/').DIRECTORY_SEPARATOR);
 
/**
 * The path to the framework core.
 */
define('COREPATH', realpath(__DIR__.'/../../ work/myproject /fuel/core/').DIRECTORY_SEPARATOR);

手順4:フレームワークがアクセスする必要のあるディレクトリのパーミッションが正しいことを確認する。

対象のディレクトリは、

fuel/app/cache
fuel/app/logs
fuel/app/tmp
fuel/app/config

です。

各ディレクトリのパーミッションを0777に変更するoilコマンドが用意されています。

$ php oil refine install

※oilがインストールされている環境ではphp oilではなくoilで実行可能です。

手順5:Composerの実行。

FuelPHPではComposerを利用してパッケージを管理しています。なのでComposerにより定義された依存ライブラリを取得するコマンドを実行します。念のため、composer.pharを最新版にアップデートしてから実行します。

$ php composer.phar self-update
$ php composer.phar update

これでインストール完了です。ブラウザで次のURLにアクセスします。
http://localhost/myproject

いずれの方法でも、このようなインストール直後のトップページが確認できたらインストール完了です。
次回は、FuelPHPの設定ファイルを確認していきましょう。

原稿: えとうさちこ
SEとしてJavaでのASP開発を経て、現在は主にPHPでのWEBアプリ開発を行うWEBエンジニア。フロントエンドもサーバサイドも好き。インフラ勉強中。今後はRubyにも手を出すつもり。PCに向かっている以外はだいたいテニスに没頭。おかげさまで肩こり知らず。ブログやってます。
http://sachips.byeto.jp

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