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人工知能(AI)とは?いまさら聞けないトレンドワード解説その4
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人工知能(AI)とは?いまさら聞けないトレンドワード解説その4

2017.10.17

 
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最近話題となっている人工知能(AI)ですが、なんとなくわかっているようでわかっていない方も多いのではないでしょうか?人工知能は今後間違いなく成長する分野です。ここでは、人工知能について今一度その歴史や種類などを詳しく解説するとともに、人工知能を開発するために必要なプログラミング言語についても紹介していきます。

ヤマタカ

人工知能(AI)とは

人工知能(artificial intelligence、AI)とは、人工的にコンピュータ上で人間と同じような知能を実現させようとする試みであり、さまざまな業務を実現するために研究・開発が進められている技術です。

人工知能という言葉は1956年のダーマス会議でジョン・マッカーシーによって命名され、1950年台後半〜1960年台に人工知能の第1次ブームが起こりました。
第1次ブームでは特定の問題を解くことが可能となりましたが、現実の複雑な問題を解決するには当時の人工知能では限界があることから、ブームは去っています。
その後1980年台に第2次ブームが起こります。
第2次ブームではコンピュータに知識を与え、高度で専門的な分野などの意思決定を行うエキスパートシステムが実用化されました。
しかし、人間と同様に一般常識や広い知識を人工知能が得るためには膨大な手間がかかり、現実的な運用は難しいことが判明して1995年頃にブームは過ぎ去っていきます。

しかし2010年以降には第3次ブームが起こり、2017年の現在もまさにブームの真っ只中と言ってもいいでしょう。
第3次ブームでは、ビッグデータや機械学習、深層学習(ディープラーニング)などの活用により、プログラム自身が学習する仕組みが確立、活用されたことが大きな要因となっています。

「人工知能」は現在でも定義は曖昧で、研究機関や専門家により解釈が異なっています。
平成28年版情報通信白書の「人工知能(AI)の現状と未来」では人工知能の定義を一覧で載せていますが、人工知能がロボットなどの特定の形態に搭載される必要はないことから、人工知能を「知的な機械、知的なコンピュータを作る知識と科学」であると述べています。

人工知能の種類

人工知能と言えば将棋ソフトやお掃除ロボット「ルンバ」、ソフトバンクの「Pepper」などを思い浮かべる人が多いと思いますが、その種類は多岐に渡ります。

文章や発した言葉を読み込んで解析し、文章を生成する(自然言語解析、形態素解析、音声認識)人工知能として、iPhoneに搭載されている「Siri」や女子高生AIの「りんな」などがあります。また、最近では人工知能が書いた小説が出版されて話題にもなりました。

家電や工場、医療機器などの設備を制御するIoT機器も登場してきています。IoT機器とビックデータから膨大な量の情報を解析する人工知能を活用し、新しい価値を生み出してビジネスに適応できるようにもなってきています。

画像・映像から特定の情報を認識して解析を行う高度なAIも登場しています。防犯カメラの画像の分析を行う映像インデックスシステムの「vAnalyzer」や、早稲田大学の研究グループが、白黒写真を自然な色に自動で彩色する技術を発表しています。

人工知能のレベル

人工知能は種類以外にも1〜4の4段階のレベルでも分けられています。以下にそれぞれのレベルのAIについて紹介します。

レベル1:制御プログラム

エアコンや冷蔵庫などの温度の変化に応じて、機能を制御するプログラムなどが該当します。

レベル2:対応バターンが多い

将棋ソフトやお掃除ロボット、質問に答える人工知能など、ルールやセンサーを取り込んで判断することができます。

レベル3:対応バターンを自動的に学習する

Googleなどの検索エンジンやビッグデータの解析などを行い、限られた情報量から最適なパターンを選択することができます。

レベル4:対応パターンの学習に使う特徴量の獲得

ディープラーニング(深層学習)の技術を活用して人工知能が自ら学び、知識を吸収して自ら判断することができます。

人工知能を開発するプログラミング言語

すでにさまざまな分野で活用されつつある人工知能ですが、開発するためにはどのようなプログラミング言語が使われているのでしょうか?
ここでは、人工知能の開発で用いられる主なプログラミング言語を紹介します。

LISP

LISPが登場したのは1958年と古く、歴史のある言語です。人工知能の研究・開発のため古くから使われ続けており、LISPを開発したジョン・マッカーシーによって「人工知能」が命名されました。
LISPは長年使われてきた言語のため、多くの系列の言語が登場しましたが、現在ではCommon LispとSchemeが主流となっています。

Python

Pythonは汎用性が高く、シンプルで扱いやすいことから初心者向きの言語と言われています。そのため、プログラミングの経験があるのなら、習得はそれほど難しくないと言えるでしょう。
Pythonは最近人気のある言語の1つでもあり、機械学習の分野やビッグデータの解析、統計学など幅広い言語で使用されています。

Java

Javaはマルチプラットフォームに対応している言語で、簡単なアプリから大規模なシステムまで大小関わらずさまざまな分野で活用されています。
初心者にはとっつきにくい言語と言われていますが、汎用性が高いため習得しておいて損はありません。

まとめ

ここでは人工知能(AI)について、その歴史や種類、どのような分野で活用されているか解説するとともに、開発でよく使われているプログラミング言語についても紹介しました。
人工知能は今後間違いなく成長する分野です。人工知能の開発に興味のある方はぜひ、人工知能の開発に不可欠な、機械学習の分野をチャレンジしてみることをオススメします。

原稿:ヤマタカ
フリーランスエンジニア。ITに関わるさまざまなコンテンツの企画・制作も行う。 ITに関してはノウハウ系、ライフハック系、トレンド系など、幅広い分野の制作実績を持つ。

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