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デキるSEは数学に強い?数学的思考力とは何か
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デキるSEは数学に強い?数学的思考力とは何か

2017.09.07

 
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SEの仕事では、技術的なスキル以外にも、いくつもの能力が求められます。近年、優秀なSEの資質として注目されている要素のひとつに「数学的思考力」があります。「数学的思考力」とはどんなものなのでしょうか。

Misa

エンジニアに数学的思考力は必要か

理系の職種というイメージのあるSEですが、実際には文系出身者も多く、数学が苦手なエンジニアも少なくありません。数学に苦手意識を持つ理系出身者も存在しますので、SE=数学が得意というのは絶対条件とは言えないようです。
しかし、長らく優秀なエンジニアの資質と考えられていた「論理的思考力」に代わって、「数学的思考力」とエンジニアのスキルとの相関関係が注目されています。
数学的思考は問題の本質を構成要素や状況から解析的に把握し、数字などの普遍的な形で明示する思考方法です。ビジネスにおいては、物事を数字に置き換えて説明したり、分析したりすることで課題解決のプロセスが明確になり、より実現性の高い目標設定や計画立案ができるようになります。また、数字から状況を把握する能力にもつながります。どんな職種でも役立つ能力ですが、ソリューションを手がけるSEにとっては、もっとも求められる能力のひとつと言えます。

数学的思考力とはどんなもの?

まず勘違いしてはいけないのは、「数学的思考力=数学」ではないということです。そもそも数学とは、論理的に解を導き出す学問であり、数字ではなく論理を追求します。例えるなら、公式が「数学」の知識であるのに対し、公式を暗記していなくても、必要な解にたどりつく方法を見つけ出す力が「数学的思考力」ということになります。

つまり、数学的思考とは、与えられた情報と知識を論理的に組み合わせて、必要な結論を導き出したり、問題を解決する手法と考えればわかりやすいと思います。こう考えると、SEの業務そのものですね!

「論理的思考と数学的思考はどう違うの?」と疑問を感じる方もいるでしょう。前述の通り、数学は論理を追求する学問ですから、この2つはごく近いものです。数学では、導き出した結論を論理的に説明(証明)することが求められます。すなわち、論理的に問題を処理することと、その根拠を合理的に説明することですから、数学的思考がよりSEの資質としてマッチしていると言えます。数学的思考力は、SEが業務で求められる課題解決へのアプローチには、非常に有効であることがわかります。

数学的思考力を身につけよう

数学的思考は思考法のひとつであり、バリバリ文系で、数学が苦手という人でも、もともと数学的思考が備わっている人は珍しくありません。また、数学的思考は訓練によって、文理に関係なく、何歳からでも身につけることができます。理系出身者が論理的と言われるのは、数学を通して論理的思考を鍛える訓練を積み重ねた結果とも考えられます。

ビジネスパーソン向けに、論理的思考を鍛えるために数学の問題を解くことを推奨するものや、数学的思考のコツを紹介する書籍が出版されています。ビジネスの現場で必要とされる数理的な考え方を評価する「ビジネス数学検定(※)」という検定試験もあります。まずは苦手意識を捨てて、トライしてみるのもよいのではないでしょうか。

(※「ビジネス数学検定」とは、ビジネスにおける数字の活用能力を測定する検定試験。「ビジネス数学検定」を受検することで、自身の数字の活用能力の強み・弱みを客観的に把握し、今後、どのようなスキルを伸ばせば良いのかの学習指針として活用できる。入社試験・昇進試験での活用、研修の効果測定など、企業サイドでも広く活用されている。詳しくはこちら→https://www.su-gaku.biz/)

原稿: Misa
ITベンチャーで企画、人材開発、広報などを経て独立。現在はコンサルタント、ときどきライター。
ライターとしては、IT系以外、アニメ・マンガ、車から美容・健康まで何でもチャレンジ中。

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