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EclipseでJavaの開発環境を構築する
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EclipseでJavaの開発環境を構築する

2017.07.26

 
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Javaで開発を行う上で、Eclipseの使用はいまや必須と言えます。ここでは、JDKやEclipseのインストールからJavaプロジェクトの作成方法、デバッグの方法など基本的なことを一通り解説いたします。

ヤマタカ

Eclipseとは

Eclipse(イクリプス)は、IBMによって開発された統合開発環境です。主にJavaの開発で使用する機会が多く、もっとも有名な統合開発環境と言っていいでしょう。

Eclipseには開発を便利にするさまざまなプラグイン(開発補助ツール)が用意されており、動作確認に便利な高機能なデバッグ機能も兼ね備えていることから、初心者にもオススメの開発環境です。

JDKのインストール

Eclipseをインストールするには、最新のJDKをインストールしておく必要があります。JDKは以下のORACLE公式サイトからダウンロードできます。
http://www.oracle.com/technetwork/java/javase/downloads/index.html

以下の「DOWNLOAD」ボタンをクリックします。

OSやbitごとにダウンロードするJREが異なりますので、使用するPCのbit(32bit、64bit)を確認しておきましょう。

例えば、Windowsの32bitにインストールする場合は「jdk-8u121-windows-i586-demos.zip」を選択します。

Windowsの場合、JDKのインストールが完了したら、環境変数を設定する必要があります。

環境変数は、デスクトップ左下のWindowsのマークから「システム」を選択し、「システムの詳細設定」を選択します。
システムのプロパティより「詳細設定」タブを開き、「環境変数」ボタンをクリックします。
「システム環境変数」のPathを選択して、「編集」ボタンをクリックします。

編集画面より「新規」ボタンをクリックし、JDKのインストール先のパスを記載してOKをクリックします。
パス記載例:「C:¥Program Files¥Java¥jdk1.8.0_121¥bin」

Eclipseのインストール

以下のEclipseの公式サイトよりインストーラをダウンロードします。
https://www.eclipse.org/downloads/download.php?file=/oomph/epp/neon/R2a/eclipse-inst-mac64.tar.gz

2017/3時点のEclipse最新版は「Neon」になります。

インストールが完了したら、Eclipseが起動します。WorkSpaceは特に指定がなければ、そのまま「OK」ボタンをクリックします。

Eclipseは、メニューやプロパティなどの表記が英語になっているので、日本語化プラグインをインストールする必要があります。
次項でEclipseの日本語化について説明します。

Eclipseの日本語化

Eclipseを日本語化するには、Pleiadesプラグインをインストールする必要があります。
プラグインは以下のページよりダウンロードできます。
http://mergedoc.osdn.jp/

ここでは「前回版ダウンロード」を選択します。

ダウンロードしたzipファイルを解凍すると「features」「plugins」「readme」の3つのフォルダーがありますので、これをeclipseのインストールフォルダー(eclipse/java-neon/eclipse/)に上書きコピーします。

Macの場合は「アプリケーション」からEclipse.appを右クリックして「パッケージの内容を表示」を選択してEclipseフォルダーにコピーします。

次にeclipse.iniを開き、最後の行に以下を追加します。

-Xverify:none
-javaagent:../Eclipse/plugins/jp.sourceforge.mergedoc.pleiades/pleiades.jar

設定後、Eclipseを起動すると日本語化されています。

Javaプロジェクトの設定方法

ここでは実際にEclipseを使用してJavaのプロジェクトを作成し、簡単なプログラムを実行してみます。

Javaはプログラム単位でプロジェクトを作成する必要があります。Eclipseを起動したら、パッケージエクスプローラーまたは、メニューの「ファイル」より「新規」→「Javaプロジェクト」を選択します。

Javaプロジェクト作成画面が表示されます。ここでは、プロジェクト名に「Hello」を入力します。

入力したら「完了」ボタンをクリックします。

Eclipseのパッケージエクスプローラーに、Helloプロジェクトが作成されます。
Helloプロジェクトを選択して右クリックメニューより「新規」を選択して「クラス」を選択します。

Javaクラス画面が表示されますので、名前に「Hello」を入力して「public static void main(String[] args)」にチェックを入れて「完了」ボタンをクリックします。

hello.javaが作成されます。

実際に命令文を書いてプログラムを実行してみましょう。mainメソッドに以下を記述します。<

System.out.println("Hello World");

記述したら、実行ボタンをクリックします。

画面下のコンソールに”Hello World”と出力されれば成功です。

デバッガの方法

EclipseでJavaの開発を行う大きなメリットとして、プログラムのデバッグ機能があります。
ブレークポイントを設定することで、デバッグモード時にプログラムの実行が指定したブレークポイントで停止します。

ブレークポイントの設定は、赤い部分をダブルクリックすることで設定・解除ができます。

この状態でデバッグモードでプログラムを実行してみます。

設定したブレークポイントでプログラムが止まります。

ブレークポイントからプログラムを再開したり、次のブレークポイントまで実行したら、処理を中断することができます。

文字コードの設定

作成したJavaのプログラムを実行した場合、文字化けが発生することがあります。
そのような場合は、環境に合わせて文字コードを設定することができます。

文字コードは、パッケージエクスプローラーからプロジェクトを選択し、右クリックメニューより「プロパティ」を選択します。

プロパティから「リソース」を選択し、リソース画面のテキスト・ファイル・エンコードからその他にチェックを入れて、タブより文字コードを選択します。

設定したら、「適用」ボタンをクリックします。

ライブラリのダウンロードと設定

Javaは機能によってはApacheなどのサイトから別途ライブラリをインストールする必要があります。

例えば、Stringオブジェクトのメソッドを拡張したユーティリティクラスであるStringUtilsは「Apache Commons Lang」のライブラリをEclipseに適用する必要があります。

ここでは、設定例として「Apache Commons Lang」のライブラリをインストールしてEclipseで設定する方法を説明します。

まずは以下のApacheのサイトよりライブラリをダウンロードします。
https://commons.apache.org/proper/commons-lang/download_lang.cgi

Binariesより「commons-lang3-3.5-bin.zip」をインストールします。

ダウンロードした「commons-lang3-3.5-bin.zip」を解凍し、拡張子が「.jar」のファイルがありますので「commons-lang3-3.5.jar」を適用してみます。

まずEclipseのパッケージエクスプローラーから、プロジェクト選択して右クリックメニューより「新規」→「フォルダー」を選択します。
libという名前でフォルダーを作成し「commons-lang3-3.5.jar」をlibフォルダーにコピーします。

「ファイル操作」のダイアログが表示された場合は、そのまま「OK」ボタンをクリックします。

次にパッケージエクスプローラーからプロジェクト選択して右クリックし「プロパティ」を選択して「Javaのビルド・パス」画面を開きます。

「ライブラリー」を選択して、「JARの追加」をクリックします。

「JARの選択」画面よりプロジェクトからlibフォルダーへ移動し、「commons-lang3-3.5.jar」を選択して「OK」ボタンをクリックします。

これで、作成したクラスに以下を記述すれば、StringUtilsクラスが使用できるようになります。

import org.apache.commons.lang.StringUtils;

まとめ

EclipseでJavaを動かすためにインストールからプロジェクトの作成方法など、基本的なことを一通り説明しました。
EclipseはJavaの開発効率を上げるために、さまざまな補助機能がありますが、初心者にとって開発環境構築までが非常に面倒とも言えます。
しかし、EclipseはJavaで開発を行うためには、必須と言える統合開発環境ですので、この機会にぜひ覚えておきましょう。

原稿: ヤマタカ
フリーランスエンジニア。ITに関わるさまざまなコンテンツの企画・制作も行う。 ITに関してはノウハウ系、ライフハック系、トレンド系など、幅広い分野の制作実績を持つ。

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