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ITエンジニアのための英語勉強法
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ITエンジニアのための英語勉強法

2017.05.22

 
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エンジニアに「何を勉強したいですか?」と聞くと、プログラミング言語やマネジメントスキルと並んで「英語」という答えがよく返ってきます。
そこにはプログラミングやソフトウェアで使用されている言語が英語であること、英語圏の米国シリコンバレーがプログラミングのメッカであることなどが関係しているのかもしれません。
実際、現場で書くプログラミング言語は英語で、変数の付け方に苦労されている人も多いのではないでしょうか。また、界隈の最新情報などはまず英語でリリースされることが多く、英語を身に着けていたほうが最新情報に触れやすくなります。
最近ではオフショア開発などを行う企業も増えてきていますので、仕事の関係で習得せざるを得ないという人もいるかもしれませんね。

しかし、勉強したいと願っていても、仕事が非常に忙しく、思うように勉強する時間がとれない人がほとんどのようです。そこで、今日はエンジニアがどのように英語を勉強していくべきか、3つのステップに分けて考えてみました。

蔵本貴文

ステップ1:英語を身につけるための
ポイントを知る

英語学習においては、日本人の場合、どうしても受験英語を引きずってしまうので、間違った方法で勉強している人が多いです。まずは、ここで示すことを意識して効果的に勉強しましょう。
まず、英語は前から読むことを心がけます。日本語と英語は順序が違うので、試験の邦訳問題では英文の後ろから訳すことが多いでしょう。しかし、これではどれだけ勉強しても英文を英語のまま理解することができません。
また、英語の聞き流しは、リスニング能力がない人には意味がありません。聞き取れない場合、脳にとって英語はただの雑音です。必ずテキストなどで、何と言っているか確認しながら聞いて下さい。聞き流すだけで英語をマスターできることはありえません。
英文法はまず中学レベルの文法をおさらいして下さい。それが問題なければ、TOEIC700点くらい、初歩的なコミュニケーションが取れるレベルまでは上達できます。
語学の王道は、正しい英文を何度も音読して覚えることなのです。受験英語とは違います。

ステップ2:身近なところから英語に慣れる

例えば、海外転勤などで強制的に環境が変われば、ある程度英語が身につくでしょう。しかし、それは自分でコントロールできません。だから、自分がコントロールできる範囲内で英語を使う機会を増やす、ということが重要になります。
お勧めなのが、スマートフォンの設定言語を英語にすることです。私はiPhoneを使っていますが、言語は英語で使っています。それだけでも設定をする時などに英語に触れることができます。こんな小さな積み重ねを通して、英語に慣れることができるのです。また、パソコンのOSの言語を英語にするのも良いでしょう。
慣れてきたら、Amazon.comなど海外サイトで買い物をしてみましょう。Amazon.comの場合、日本語の解説サイトがたくさんあるのでハードルも低いでしょう。英語を使う機会も得られ、海外の商品を手に入れられるので、一石二鳥です。

ステップ3:SpeakingとWritingを
徹底的に勉強する

日本人が英語を使う時に一番問題となるのは、圧倒的にアウトプットの力です。特にITエンジニアの場合は英語のドキュメントを読む事が多いのではないでしょうか。ある程度は英語を読む力はあるのです。そして、苦手意識の多いListeningは、実はSpeakingを鍛えないと上手になりません。なぜなら、発音できない音は聞き取れないからです。
となると、必要なのはSpeakingとWritingのトレーニングになります。読めばわかる単語も、書く時には出てこないことが多いものです。よって、英作文の能力が重要になります。特に、瞬間的に英文を作成する能力です。この能力を身につけるためには、英文を頭にしみ込むまで、繰り返し音読するより他にないのです。
ここでは、読むと簡単すぎると思うテキストを使いましょう。中学レベルで十分です。読めば難なく理解できる中学レベルの英文が、書く時や話す時には全然でてこないことが問題なのです。例えば、NHKの基礎英語や入門ビジネス英語などがお勧めです。テキストの例文を音読、シャドウイング(音声を聞きながら、即座に復唱する)を繰り返せば、考えることなく口から英語が出てくるようになるでしょう。

まとめ

以上が英語を身につける3つのステップになります。ステップ3はそれなりに時間がかかりますが、ステップ2までは取り組みやすいでしょう。まずはステップ2までは実行してみて、勢いがついたらステップ3にもチャレンジしてみて下さい。
最後に注意です。英語を勉強しているということは、会社の人には言わない方が良いです。あくまで個人的な感想ですが、多くの場合、「そんなことをやっても無駄だよ」などとネガティブなフィードバックが返ってきて、やる気が失われてしまいます。

原稿: 蔵本貴文
半導体エンジニアとして働く一方、エンジニアライターとして、ネットを中心としたライティング活動も行う。「エンジニアの知を掘り起こせ」をモットーに、専門分野以外では活用されていないエンジニアのナレッジを掘り起こして、新しい価値を生み出すことを目標としている。
著書:学校では教えてくれない!これ1冊で高校数学のホントの使い方がわかる本(秀和システム)

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