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エンジニアの生産性を高めるために必要な3つのこと
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エンジニアの生産性を高めるために必要な3つのこと

2017.04.24

 
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今、世の中の流れは残業削減に向かっています。ブラックといわれがちなIT業界にも、「8時以降の残業は禁止」という会社が現れるなど、働き方の見直しが進んでいます。
「そんなこといっても、ウチはまだまだ残業の嵐だよ」という人も多いでしょう。しかし、猛烈な働き方で知られていた有名メーカーが残業削減の方向に動いていたり、IT業界でも残業の削減に本格的に取り組む会社が増えてきました。このように、これから世の中は労働時間短縮の方向に向かっていくでしょう。

「楽になっていいんじゃない?」と思われるかもしれません。しかし、この変化がもたらすことは単に楽になるということだけではありません。労働時間を短くしても成果を変えない、つまり仕事の“生産性”というものがよりシビアに見られるようになるのです。

一方、「生産性を高める」と聞くと、「早く終わらせた分、仕事が増えるだけだ」とあまり良い印象を持たない人もいるでしょう。しかし、限られた勤務時間の中でより利益を出して、給料を増やそうと思えば、それは生産性を高める他に方法はありません。生産性が改善できない仕事はAIやロボットに取って代わられるという、厳しい時代が近づいているのです。

今日は、これからの時代のキーワードとなる「生産性」を高めるために必要な3つのことを考えてみたいと思います。

蔵本貴文

1:希少資源を見える化する

仕事の希少資源とは多くの場合、お金や時間を指します。ただ、エンジニアの場合はサーバーのリソースだったりすることもあるかもしれません。また、自分よりも上司の時間がネックになっていることもあるでしょう。
まずは、自分の業務を見直して、何がボトルネックになっているのか分析することです。スマホの時間管理アプリなどを使って、自分の時間の使い方を見直してみるのもいいでしょう。そして、そのボトルネックを意識して仕事を行うという心がけだけでも生産性は変わるものです。

2:思い切って、仕事の時間を減らす

例えば、100の仕事が120になったとします。この場合、100の仕事を10時間かけてやっていたとすれば、12時間かければ仕事は終わってしまいます。しかし、これでは生産性は改善しません。 生産性を高めるには、120の仕事を8時間でやると決めてしまうことです。有給の取得や定時後に予定を入れるなどして、強制的に時間を区切って仕事に取り組みます。 人間の意志は弱いものです。なんとなく生産性を高めようと思っても、いつものペースに飲まれてしまい、決して実現することはありません。強制的に時間を制限することで自分を追い込みましょう。すると、そこから生産性を高めるための創意工夫が生まれるのです。

3:価値を生まない仕事をやめる

「意味のない仕事をしていませんか?」こう聞くと、多くの人からは「忙しすぎて、意味のない仕事なんてしている時間はないよ」という答えが返ってくることでしょう。 でも、よく振り返ってみて下さい。忙しい中にも他の人に頼んだ仕事が出てくる間など、少し手が空くことはあるでしょう。そんな時に、例えば資料の細部に必要以上にこだわるなど、付加価値のない仕事をしていないでしょうか。それがいつの間にか慣例化してしまい、そんな仕事が積もり積もって大きな負担になるケースが多いです。 たとえ時間が余ったとしても、蛇足のような仕事はしないことです。自分の仕事が時間に見合った価値を生んでいるか、定期的にチェックする習慣を身につけると良いでしょう。

まとめ

このようにして浮いた時間を、他分野の勉強や業務の効率化に費やせば、さらに生産性が高まり時間が増えるという正のスパイラルが生まれます。そうなれば、以前は考えられなかったほどの仕事がこなせるようになることでしょう。 また、生産性は仕事にだけ適用される概念ではありません。個人の幸福にも同じ考え方が通じます。例えば、お金や時間をどのように使えば自分が一番幸せになれるのか?こんな課題にも、生産性の考え方は役立つのです。生産性を意識して仕事をして、公私ともに充実させましょう!

原稿:蔵本貴文
半導体エンジニアとして働く一方、エンジニアライターとして、ネットを中心としたライティング活動も行う。「エンジニアの知を掘り起こせ」をモットーに、専門分野以外では活用されていないエンジニアのナレッジを掘り起こして、新しい価値を生み出すことを目標としている。
著書:学校では教えてくれない!これ1冊で高校数学のホントの使い方がわかる本(秀和システム)

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