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人気トピックスBEST5(2016年3月分)
こんにちは!Geekroid(仮)編集部です。
今月もFacebookで投稿した人気トピックスBEST5を発表していきます!3月は様々なトピックスに注目が集まっていました!その中でも、米Microsoftの「SQL Server on Linux」提供計画に関する話や、Stack OverflowのDeveloper Survey Resultsの2016年版が公開された話題など気になるトピックスがランクイン!是非この機会にチェックしてみてください。
https://www.facebook.com/geekroid.kari
(Geekroid(仮)編集部)
第1位
3月29日
不況という言葉をあざけ笑うように、プログラミングの需要が世界中で拡大しており、仕事を得るためのスキルとしてコードを学ぶ人が増えています。しかし、デジタル経済の研究者として知られるダグラス・ラシュコフ氏は「(コードを学ぶ人が)重宝されるのは一時的なもの」と指摘しています。
現在プログラマは不足しています。でも、プログラミングは高レベルな教育を受けた一部の人たちだけのスキルではありません。中国やインドなど、賃金の安い国々でもプログラマが急速に増加しています。アプリやプラットフォームの開発に携わるならともかく、仕事のスキルとしてプログラミングで競争していくのは、やがて厳しくなっていくでしょう。
また、ライバルは中国やインドなどのプログラマだけではありません。プログラマ不足を解消するための、効率性の向上やAIに求める取り組みの成果が実ろうとしています。「テクノロジの進化に私たちのスキルや組織はついて行けなくなっており、人々が脱落し始めている」。ソフトウエアの世界が成長する速度はあまりに急速で、それを補うための革新によって、プログラマの職が減り、平均給与が下がるという矛盾が起ころうとしているそうです。
http://www.fastcompany.com/3058251/the-future-of-work/why-learning-to-code-wont-save-your-job
第2位
3月9日
Facebookアカウントに不正ログインできる脆弱性をレポートしたセキュリティ研究者のアナンド・プラカシュ氏に、Facebookが15,000ドルの報酬を支払いました。
プラカシュ氏がレポートした脆弱性は、一時的なパスワードとして発行される6桁のPINに関するものです。PIN番号は連続して入力を間違えるとリセットされるようになっています。ところが、この保護機能が開発者向けのbeta.facebook.comに実装されていませんでした。そのためbeta.facebook.comからアクセスできるほとんどのFacebookアカウントに対して、PINを試し続けるプログラムを実行してログインすることが可能になっていました。
完全にFacebookのミスです。ただ、脆弱性としては複雑なものではなく、この単純なミスの発見に15,000ドルの報酬は「気前が良すぎる」という反応が少なくありません。しかし、Facebookは報酬額の判断を、脆弱性発見の難易度や必要な知識ではなく、「リスク、インパクト、その他の要因をベースにする」としています。今回の脆弱性は非常にシンプルなものですが、もし悪用されていたら大変なユーザー情報流出につながっていた可能性がありました。ホワイトハットを増やす効果を考えると妥当な報酬だったと言えるでしょう。
http://www.anandpraka.sh/2016/03/how-i-could-have-hacked-your-facebook.html
第3位
3月8日
米MicrosoftがSQL ServerのLinux版「SQL Server on Linux」を提供する計画を発表しました。Ars Technicaは「先に言っておくが、今日はエイプリルフールではない」と最初に確認してからニュース記事を始めています。たしかに、エイプリルフールジョークを疑ってしまうようなサプライズ発表です。
でも、よく考えてみると、Microsoftが開発中のSQL Server 2016はオンプレミスとクラウドをまたがったデータベース運用を可能にするユニークなクラウド機能を備えています。SQL Serverのコア・リレーショナル・データベース機能をLinuxにも幅広く提供するのは、クラウド優先を掲げる同社の戦略に適っており、そして顧客に選択の自由と柔軟性を与えます。提供開始は2017年中頃を目指しており、発表後から同社はプライベートプレビューの受け付けを開始しました。
http://blogs.microsoft.com/blog/2016/03/07/announcing-sql-server-on-linux/
第4位
3月15日
先日、5億ユーザーを達成したDropbox。同社はAmazonのクラウドサービスを利用していましたが、2年半の歳月をかけて自前のクラウドネットワークを開発し、すでに90%のデータの移行を果たしたそうです。
自らクラウドサービスを運用するのは大きなリスクを抱えることになります。たとえばソーシャルゲームのZyngaは急成長時にデータセンターを構築したものの、ユーザーの伸びが低迷し、データセンターを手放しました。今日クラウドサービスの代表的な存在であるNetflixも自らデータセンターを運用することなく、Amazonと契約しています。それでもDropboxがクラウド構築に乗り出したのは、これからプラットフォームの戦いになると見ているからです。AmazonやGoogle、Facebook、Microsoftなどクラウド大手は今後、それぞれが国のような存在になり、ある面で協力し、他方では衝突するなどして勢力争いを繰り広げます。その他のクラウドに関わる企業は成長が見込める国に属するか、それとも自ら国として独立性と存在感を示すか、Dropboxは後者を選択しました。最大の武器は、ハードウエアからネットワーク、ソフトウエアまで完全にDropboxのためにカスタマイズできることです。記事では、Diskotechと呼ばれるハードウエアやストレージシステムMagic Pocketを開発してきた経緯を説明しています。
http://www.wired.com/2016/03/epic-story-dropboxs-exodus-amazon-cloud-empire
第5位
3月22日
グローバル規模で開発者から回答を集めたStack OverflowのDeveloper Survey Results(開発者調査結果)の2016年版が公開されました。今回の回答者数は5万6000人以上。アンケートが英語であるため英語に偏りはあるものの、包括的な内容で、旬のプログラミング動向が見えてきます。 Web言語、JavaScriptが上位を占める傾向は前回から変わりませんが、使用しているOSのシェアでOS X(26.2%)がついにLinux(21.7%)を上回りました。トップは52.2%のWindows(XP以降)ですが、ここ数年OS Xの伸びが今年も続けば、次回の調査結果ではWindowsが50%を下回ると予想しています。Apple関連ではSwiftが「好きな言語」の2位(72.1%)になっており、開発者コミュニティへのAppleの浸透が伝わってきます。一方、Microsoftは、Visual Basicが開発環境のシェアの2位(35.6%)、フルスタックでは1位(38.6%)であるものの、同時に「避けたいテクノロジー(dreaded technologies)」のトップ(79.5%)にも選ばれています。
http://stackoverflow.com/research/developer-survey-2016