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人気トピックスBEST5(2016年2月分)
こんにちは!Geekroid(仮)編集部です。 今月もFacebookで投稿した人気トピックスBEST5を発表していきます!2月は様々なトピックスに注目が集まっていました!その中でも、米Amazon.comが「Amazon Lumberyard」という3Dゲームエンジンの無料提供を開始した話や、Googleの写真サービス「Googleフォト」をアプリケーション開発に利用できるようにする「Cloud Vision API」が限定プレビューからベータに移行した話など気になるトピックスがランクイン!是非この機会にチェックしてみてください。
https://www.facebook.com/geekroid.kari
(Geekroid(仮)編集部)
第1位
2月10日
米Amazon.comが「Amazon Lumberyard」という3Dゲームエンジンの無料提供を開始しました。配布が始まったベータ版はPC向けとコンソール向けで、モバイル向けとVR(仮想現実)プラットフォーム向けの提供も計画しています。
Lumberyardはハイクオリティなゲームを開発するためのツールとライブラリを揃えています。昨今のゲーム開発では商用ゲームエンジンが急成長していますが、Lumberyardはツールを無料で使用できる上、商用ゲームエンジンにはないクラウド連携機能を備えています。AWS CloudやTwitchとの連携が統合されており、クラウドサービスの組み込みが苦手でも、Lumberyardのビジュアルスクリプティングツールを用いてドラッグ&ドロップで簡単に、ニュースフィード、通知、オンライン対戦といったクラウド接続機能を追加できます。
http://aws.amazon.com/jp/lumberyard/
第2位
2月18日
Googleの写真サービス「Googleフォト」は、ユーザーが「犬」と検索するだけで犬が写っている写真を集めてくれます。これにはマシンラーニングを活用して画像に写っているものや文字を認識する技術が用いられています。それをアプリケーション開発に利用できるようにする「Cloud Vision API」がついに限定プレビューからベータに移行しました。同APIはアプリケーション開発者に、画像内の様々なものの検知、不適切なコンテンツの検知、感情属性に関する分析、テキスト抽出などを提供します。ベータ移行と共にAPIの料金も公表されました。 ひと月1000ユニットまでなら無料、それ以上は有料になります。たとえばひと月1001ユニット?100万ユニットは、OCRが2.50ドル/1000ユニット、ものの検知が2.50ドル/1000ユニット、ラベル検出は5.00ドル/1000ユニットです。
https://cloud.google.com/vision/
第3位
2月15日
デザインと機能を両立させるために、デザイナーもコーディングを学ぶべきという考え方が広がっていますが、Evernoteのデザインディレクターだったジョシュア・テイラー氏は「コードよりもまずビジネスを学ぶべき」と勧めています。
事業目標を達成する上で、デザインが果たす役割は小さくはありません。でも、デザイナーはビジネスを後から装飾するような役割に収まっています。それはもったいないことです。デザイナーが事業を理解した上で洞察に富んだ提案を行えれば、デザイナーの意見はもっと事業のコアから貢献できるはずです。「何が事業を成功に導くのか」という視点をデザイナーが持ち、事業面から関わるようになれば創造的な仕事のインパクトも高まるとしています。そのために、本格的にMBAの取得に挑戦するデザイナーが現れるかもしれません。
でも、テイラー氏は営業チームと話したり、四半期計画に目を通すようなことからでも十分に成果が得られると勧めています。
https://medium.com/@joshuantaylor/designers-shouldn-t-code-they-should-study-business-dc3e7e203d39#.ho104cfdn
第4位
2月22日
米Facebookが「Telecom Infra Project (TIP)」という新プロジェクトの立ち上げを発表しました。携帯通信網で使用するハードウエアやソフトウエア、関連技術を開発・公開します。
Facebookが起ち上げたイニシアチブというと、データセンター関連技術で大きな成果を上げているOpen Compute Project(OCP)がありますが、TIPはOCPの手法を用いてモバイル通信網の構築および導入を加速させる取り組みと言えます。すでに4G世代のパイロットネットワークのテストがフィリピンで始まっており、5G世代のインフラ開発も視野に入れています。
既存のモバイルインフラ関連のオープンソース・プロジェクトとTIPの違いは、草の根活動ではなく、Facebook、Deutsche Telekom、SK Telecom、Nokia、Intelなど数多くの主要事業者の参加を得たプロジェクトになっている点です。良い意味で企業の力が働いてインフラ構築のコストが下がり、互換性のある技術によって、やがてリッチで接続性の高いサービスが世界中に広がっていく。そんな可能性への期待が高まります。
http://newsroom.fb.com/news/2016/02/introducing-the-telecom-infra-project/
第5位
2月17日
XPRIZEとIBMが「The IBM Watson AI XPRIZE」というコグニティブコンピューティングのコンテストの開催を発表しました。賞金額は500万ドルです。
XPRIZEは民間による有人弾道宇宙飛行のコンテストを開催して話題になり、その後もゲノム解読のスピードや民間による月面無人探査など、技術進歩と変革を促す様々なコンテストを打ち出してきました。AI XPRIZEは、AIと人のコラボレーションによって世界が抱える大きな問題を解決するコンテストになるそうです。ルールの詳細は5月に発表されます。
The Vergeの報道によると、これまでのコンテストではXPRIZEが設定した目標の達成を参加チームが競っていましたが、今回は参加チームがそれぞれの目標を定義できるそうです。まずはIBMのカンファレンス「World of Watson」で発表される中間賞を競い、そしてファイナリストに選ばれた3チームが2020年のTEDでプレゼンテーションを行って優勝チームが決まります。
http://www.xprize.org/ai