ゼロからのUnity(2)Unityのメイン画面と基本的な用語
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ゼロからのUnity(2)
Unityのメイン画面と基本的な用語

2014.10.21

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前回はUnityをインストールしてAngryBotsで遊んでみましたが、遊んでばかりいても成長はありません!今回はUnityの画面上を這い回って、何がどのように表示されているのか見てみましょう。(鶴田 展之

■ アップデート

Unityは頻繁にアップデートされているので、通知してくれるように設定してあれば起動時に最新版への更新を促してくれます。ただ、バージョン番号末尾が変わるだけのパッチアップデートでも本体まるまるダウンロードしなければならないので、あまり神経質に最新版を追いかける必要はないでしょう。筆者は初心者なのでアップデートを促されてそのまま従ってしまい、iPhoneテザリング中にも関わらず1.3GBもダウンロードしてしまいました。たぶん月末には速度規制されることになるでしょう・・・。

■ プロジェクトをつくる

気を取り直して、最新版になったUnityの画面をみていくことにします。AngryBotsを開いたままだと情報が多すぎるので、まっさらな画面で見てみたいと思います。新しいゲームの開発をはじめる気持ちで、「プロジェクト」を作成しましょう。メニューから[File] - [New Project]を実行すると、プロジェクト作成のダイアログが表示されます。

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・「Project Directory:」には保存先のパスを指定します。
・「Import the following packages:」では、作成するゲームに必要な機能をインポートできるようですが、今回は何も選択しません。
・「Set up defaults for:」では「2D」「3D」が選択できます。2Dゲームのプロジェクトなのか、3Dゲームのプロジェクトなのかを選択できるようですね。3Dは敷居が高そうなので、まずは2Dを選択します。

「Create Project」ボタンをクリックすると、灰色に満ち満ちたまっさらな開発画面が表示されます。

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まずは細かいボタンなどは無視して、おおまかに役割をみていきましょう。画面左上から、「Hierarchy」「Scene」「Inspector」「Project」という4つのペインが並んでいます・・・なんだかよくわかりません(笑)。先に用語をある程度理解しないと、太刀打ちできないですね。調べてみましょう。

■ 基本的な構造と用語

ちょっと調べてみたところ、Unityは「プロジェクト(Project)」と「シーン(Scene)」という考え方でゲーム全体を構成していくようです。ゲーム全体が「プロジェクト」、画面ひとつひとつが「シーン」ですね。だいたい、「◯面までクリアしたぜ!」の「面」だと思えばいいのでしょう。メニュー画面や設定画面、ゲームオーバーの画面なども、ひとつのシーンとして作られることが多いようです。

また、ゲーム内に存在する様々な「モノ」は、「ゲームオブジェクト」と呼ばれます。ゲームオブジェクトは、それ自体はモノの振る舞いや特徴を組み合わせるための「箱」で、実際の挙動は「コンポーネント」が担当します。つまり、プログラマにとっては理解しやすいオブジェクト指向的な構造になっているのですね。例えば、「猫」のゲームオブジェクトは、「毛がモフモフである」とか「ゴロゴロいう」とか「粗相をする」とか「いきなり噛み付く」とかの「コンポーネント」が設定されてはじめて「猫」たりうる、ということです。

■ 画面UIを理解しよう

このあたりを踏まえた上で、もう一度画面に戻ってみましょう。

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・「Project」はプロジェクト全体を管理するためのインターフェース、「プロジェクトブラウザ」です。
・「Scene」は「シーンビュー」といって、シーンを対話的に制作していくUIになります。実際の画面を見ている感覚でゲームオブジェクトを配置できるわけですね。
・「Hierarchy」は、制作中のシーンに含まれる全てのゲームオブジェクトを、その名の通り階層的に表示します。
・「Inspector」は、各ゲームオブジェクトの持つ「コンポーネント」と、各コンポーネントのプロパティ(属性)を操作するためのUIです。

やっと、なんとなくUnityのエディタ画面のイメージが掴めてきました。しかし、まだまだゲームが作れる感じがしません。それはきっと、「ゲームオブジェクト」を作るイメージがつかめていないせいですね。
3Dゲームの、まるで映画のように動くキャラクターを「ゲームオブジェクト」として定義するとして、一体どれだけのコンポーネントを設定していかなければならないのか、考えただけでも気が遠くなります。ドラクエ1のカニ歩きする勇者ですら、ドット絵を書くだけで2週間ぐらいかかるかもしれません。
次回は、そのあたりを解決してくれそうな「アセット」について勉強してみましょう。

原稿:鶴田 展之
qnote代表取締役。オープンソースソフトウェアを用いたシステムインテグレーション及びコンサルティングの傍ら、技術書を中心に多数の著述活動を行う。
なお、オフィスには7匹の猫がいる。

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