ITエンジニアにおすすめしたいアナログゲーム (2) 「ハイパーロボットとプログラミング脳」
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ITエンジニアにおすすめしたいアナログゲーム (2)
「ハイパーロボットとプログラミング脳」

2014.09.09

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「ハイパーロボット」というゲームがある。

どんなゲームか?ざっくり言うと無限パズル発生装置。
パズルの問題が無限に出てくる。それに全員で一斉に取り組み、誰が早く最短手数を見つけるかを競う。

…という説明を聞くと、なんだか地味であまりそそられない…と思われるかもしれない。
私も最初は「パズルとか特別好きでもないしな」などと思っていた。
ところが。やってみるとこれが、
めちゃくちゃ盛り上がるのだ。
そしてITエンジニア諸氏にぜひ挑戦してもらいたいゲームでもある。(T・斎藤

■頭の中を駆け巡るロボット

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「ハイパーロボット/Ricochet Robots」 1~∞人用/プレイ時間 30分/アレックス・ランドルフ作

プレイ人数は1人~無限(!)。
1人でもできるがやはり皆競い合ってでやるのが面白い。
(紅白に分かれてチーム戦とかもできる)
プレイ時間は30分と書いてあるが、これは標準の17問やった場合の目安で、
1問だけなら2~3分で終わる。

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ボードは組み立て式。繋げ方によってパターンが変わる。

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目的地チップ。伏せて並べておき、ランダムに1枚めくってスタート。

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目的地チップをボード中央に置く。
これと同じ色のロボットを、チップと同じマークのマスまで移動させるのが目的。
上の写真の例では、黄色のロボットを矢印の地点まで移動させるまでの最短手数を競う。
ただしこのロボット、ブレーキがない。

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ロボットは直進しかできず、壁か他のロボットにぶつかるまで止まれない。
これを1手と数える。
ぶつかって止まったところからは好きな方向に進める。
他の色のロボットを動かし壁として利用してもいい。
(他の色のロボットを動かすのも1手に数える)

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チップをめくったら一斉に全員頭の中でロボットを動かす。
「頭の中」でというところがポイント。
ゴールまでの道筋が分かったらその手数を言って砂時計をひっくり返す。
たとえば「10手!」などと言う。

砂時計は約1分で、砂が落ち切るまでにより少ない解法をみつけた人は宣言し最短手数を更新する。
宣言した人自身がさらに短い手数を言い直してもいい。
ちなみに上の問題、何手で辿り着けるだろうか?
ためしに考えてみて欲しい。(答えをすぐ知りたい方はこちら

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プレイ風景。皆でひとつの盤面に集中。

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砂時計が落ち切ったら終了。
一番短い手数を言った人が、ロボットを動かし証明する。

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先ほどの問題の答え。黄色のロボットを上図のように動かすことで7手で辿り着ける。

やりかたは他にも何通りもある。
最短手で解いた人は得点としてその目的地チップを獲得する。
最終的にこれを多く集めた人が勝ち。

■解けなくても楽しい

このゲームは、自分が解けずとも人の答えを見るのもなかなか楽しい。
自分がまったく思いつかなかった解法を見せられた時は思わず「おお~!」と盛り上がる。
逆に自分が周囲に「おお~!」と言わせた時は相当楽しい。

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この問題はどうだろう?

また、最短手数の更新合戦も熱い。
例えば上の問題で誰が沈黙を破って「10手!」と宣言し砂時計をひっくり返す。
と、そこへ別の人が「8手!」と宣言し、どよめきが起こる。

残り時間はわずか。
さすがにもうこれ以上少ない手は無いだろうと誰もが思っていたところに「6手!」の声が上がる。
時間になり6手の解法が示されれば拍手喝采となるわけだ。

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だんだんこの無骨なロボットがかわいく見えてくる。

■どういう人が得意?

ところで、このゲームは得意・不得意が出やすいゲームでもある。
大好き!という熱狂的なファンがいる一方で、苦手と言う人も案外多い。

もちろん私は大好きだ。また比較的得意でもある。
私はあまり頭の回転が速い方ではなく、スピード系のゲームはだいたい苦手。(例:「ハリガリ」「ジャングルスピード」「おばけキャッチ」)
それなのに、どうしてこのゲームは得意なんだろう…?と考えてみると、
どうもプログラミングしてる時の頭の使い方と似ているのかもしれない、と思った。

プログラミングの時に、ソースコードを追いかけながら処理を積み重ねる頭の使い方が、
ロボットを上にやって左にやって…と考えるのと少し似ているような気がするのだ。

というわけで、ひょっとしてITエンジニアはこのゲームが得意なんじゃないかと密かに思っている。

先日もこのゲームの面白さを広めようと仲間とやり始めたものの、
気づくと一人で大量にチップを集めてしまい、
「なにこのクソゲー!」との評価を皆から頂いてしまった。

が、燃える時は本当に燃えるので、是非プレイして
「ITエンジニアはこのゲームが強い」という仮説を検証してみてください。

原稿:T・斎藤
1971年生まれ。システムエンジニア/ライター。茨城県つくば市出身。2001年より長崎在住。
ここ数年海外のボードゲームにハマっている。学生時代は麻雀の研究に余念がなかった。
長崎ガイド http://www.nagasaki.web-saito.net

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