実践者に聞く!アラサーで未経験からの SE転身を成功させる方法
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実践者に聞く!アラサーで未経験からの
SE転身を成功させる方法

2014.04.24

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SEへの憧れを抱きつつも「他業種からの未経験者でも可能なのか」「若くなければ無理なのでは」とためらっているアラサー世代の転職希望者は少なくないと思います。 そんなSE希望者のために、実際にアラサーからPGデビューし、今はSEとして活躍しているA氏に話を伺いました。(島田佳奈

---まずは、SEになるまでの経緯を教えてください。

学生時代からSEに憧れていました。だけど専攻も違ったし、当時は無理だと諦めてしまったんです。せめてIT業界に入りたいとインフラ系の運用開発をしている会社に就職し、そこでCS(カスタマーサポート)としてキャリアを積みました。

---ということは、インフラ系のSEに?

いいえ。大手企業のシステム室に出向し、社内PCやプリンタやサーバの御用聞きが仕事です(笑)。具体的には、OSのアップデートやアプリのインストール代行(当時はネット経由ではなく物理ソフトだった)とか、社員から内線で呼ばれたら出向いてヘルプするとか。
OSのバージョンとデバイスの相性やリカバリの手順は詳しくなりましたが、サーバ構築といった技術スキルを学ぶ機会はありませんでした。

---CSとしてのキャリアを積みながらもシステム開発に大きく転向したのはなぜ?

最初はインフラエンジニアとしての道も考えました。CSのキャリアを活かせますし。でも、UNIXのコマンド操作などよりプログラムを組みたかったんです。大学時代からの憧れが現実になったのは32歳のとき。仲良くしていた取引先の人に紹介してもらい、PGデビューできました。

---その時点ですでに30代。しかも未経験なら新卒の頃よりハードル高かったのでは?

新卒当時に受けようとしていた大手企業だったら難しかったと思います。だけど別部門とはいえIT業界に身を置いたおかげで、実態を知ることができました。二次請けの中小企業であれば、年齢不問・未経験の中途採用をしている企業もたくさんあります。

---転職時、Aさんとしては、どこを評価されたと思いますか?

CS時代のコミュニケーションスキルが大きいですね。紹介してくれた人も、そこを買ってくれたみたいです。また、僕はCS時代からExcelとAccessのVBAを独学で学び、趣味でミニマムなプログラムを作っていたんです。それも転職した会社では評価されましたね。

---なるほど。実績はなくても、自宅のPCで作れるプログラム言語はたくさんありますもんね。
---PGからSEになった現在、年齢的にはシニアクラスのスキルを求められる場面もあるのでは?

幸い、技術面のスキル不足はコミュニケーションスキルでカバーできています(笑)。結局はクライアントのニーズにどれだけ応えるかなんですよね。僕は一次請けの企業に外注として出向する立場ですが、クライアントだけでなくユーザ側のニーズまで考えて、次期システムの提案までできることが売りです。そうすれば僕の仕事はなくならない。それはCS時代に多くのユーザと接した経験が活かされていますね。どんな仕事も無駄な経験はないと思いました。

---SEには「35才定年説」なんて噂もあるけど、
---自分の売りがある人はその限りじゃないってことですね。

僕は体力と気力次第だと思ってます。まだまだ勉強することがたくさんあるから仕事に対して貪欲ですし、バレーボールを学生時代から続けているので、運動不足な若いSEより体力もありますよ(笑)。

必要なのは、やる気と情熱。スキル磨きや体力作りといった“伸びしろ”を感じられる人材であれば、たとえスタートラインに立つのが遅かろうと、他業界の経験値も武器に活躍できるのではないでしょうか。
「好き」を仕事にすることは楽しいですよ!

原稿:島田佳奈
作家/女豹ライター/コラムニスト。『人のオトコを奪る方法』他著作多数。あまり知られていないが、実はキャリア8年の元SE(C/S、オープン系。専門言語はVB、Java)。SE時代は主にリーダーとSE/PG間のコミュニケーション不全を緩和する稀有なムードメーカーとして重宝される。徹夜3日、稼働月420時間(15h×28日)が限界値(女として終わっているレベル)。AllAbout恋愛、Nifty恋愛結婚、シティリビング他コラム連載多数。
公式サイト https://www.facebook.com/shimadakana.fanpage

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