うちのPJにいる困ったちゃんシリーズ~ソフトウェア系~
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うちのPJにいる困ったちゃんシリーズ~ソフトウェア系~

2014.03.13

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ソフトウェア開発というジャンルカテゴリに包括されるシステムは実に多岐に渡ります。たとえばパッケージ系は不特定多数のユーザー向けに制作し、物理媒体(DVDやUSBメモリなど)にパッケージ(アプリ)化して販売するもの全般を指します。

業務システム系はユーザーの要望に沿ったオーダーメイドなもので、ユーザー環境にSE自身が納品(インストール)することがほとんどです。

しかし最近はダウンロード販売やクラウド環境の利用など納品形態も多様化しているので、明確に区別しているところは少ないかもしれません。

ソフトウェアの開発環境はどこも似通っています。あえて言うなら常駐でPJメンバー全員が同じ社内にいるか、スタッフがそれぞれ自社(またはSOHO)で開発しクラウドで管理するか、くらいの違いでしょう。

今回はメンバーが同じ社内に常駐しているソフトウェア開発のPJに限定し、現場の声を取材してみました。
島田佳奈

■ 「ニホンゴムズカシーネ」

優秀なSEであれば年齢性別国籍を問わないのがソフト開発の世界。とあるPJにも外国人PGがいるそうです。彼は日本語も話せるのでコミュニケーションは不自由しないのですが、都合が悪くなると「ワカラナイ」と言って逃げるのが玉にキズ。

先日、彼の作ったソースからバグが出たのでリーダーが「直して」と指示したところ、彼は不服だったのか、修正しながら隣の同国PGと自国語で会話。

日本人メンバーにはわからないと思っていたんでしょうね。背後でA氏が通訳し日本人メンバーにスカイプ共有しているとも知らず、彼らの会話はヒートアップ。感情丸出しの内容に、危うくPJ内で国際紛争が起きるところだったとか(苦笑)。

■ 分煙による非効率化

IT系企業に限らず最近のオフィスは分煙されているところが多くなりました。しかしSEには愛煙家が多く、作業場所のオフィスが「ビル全体禁煙」(ビルの出入口でしか喫煙できない)だとメンバーの離席が多くなり、仕事に支障が出ないとも限りません。

私が以前関わったPJは、リーダーとサブリーダーだけが愛煙家。確認したいことがあるときに限って二人とも不在といったことが多く、メンバーたちはそのタイムロスに不満が蓄積。

「いつでもケータイにかけてくればいい」と言われたので、各々が電話やスカイプで容赦なく連絡するようにしたら今度はリラックスしてタバコが吸えなくなったらしく、ついにリーダーは経費でタブレットを購入。

「これでどこにいてもソースが追える」。確かにそうですが、ソフトウェア開発PJの守秘義務的にはグレーゾーン。何のために開発室の入口にカードキーがついているのか……。

■ 無茶な画面設計

さて次も、某ソフトウェア開発PJの話。
ソースから自動生成できるツールを導入するシステムも多いですが、コーディング前の基本設計はツール頼みにできません。つまりは腕の見せ所。その後、落とし込まれる詳細設計をイメージしながら大まかな流れを作れてこそ、優秀なSEといえます。

しかし中にはユーザーの要望をそのまま画面に反映させてしまうSEもいます。このPJのリーダー的SEがまさにそのタイプだったとか。画面設計は夢の設計図ではありません。元データそのものが存在しないテーブルに接続するというありえない画面設計に、他のメンバーは困惑。ユーザー側にデータを作成できる人もいなければ、外部に委託する予算もないというのにリーダーは「俺がなんとかするから進めろ」の一言のみ。結局そのテーブルは次期フェーズとなり手戻りが発生してしまいました。

いかがでしょうか。第三者視点では苦笑いですが、一緒に仕事をするメンバーにとっては、笑えない「困ったちゃん」だったかもしれませんね。

原稿:島田佳奈
作家/女豹ライター/コラムニスト。『人のオトコを奪る方法』他著作多数。あまり知られていないが、実はキャリア8年の元SE(C/S、オープン系。専門言語はVB、Java)。SE時代は主にリーダーとSE/PG間のコミュニケーション不全を緩和する稀有なムードメーカーとして重宝される。徹夜3日、稼働月420時間(15h×28日)が限界値(女として終わっているレベル)。AllAbout恋愛、Nifty恋愛結婚、シティリビング他コラム連載多数。
公式サイト https://www.facebook.com/shimadakana.fanpage

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