SEに求められるコミュニケーションスキルとは?~対クライアント編~
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SEに求められるコミュニケーションスキルとは?
~対クライアント編~

2014.02.20

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「同じプロジェクトのメンバー間でなら、コミュニケーションスキルが多少劣っていても、「○○さんは人付き合いが苦手なタイプだから……」と理解するだけの許容も期待できるというもの。

しかし相手がクライアントとなればそうはいきません。
「ボク会話が苦手で」などと甘えた(あるいは開き直った)考えが通用しないのは、どの業界でも同じ。

とはいえIT業界には例外も少なくありません。

なぜならクライアントがユーザ企業の場合、他業界の彼らはIT業界に従事しているシステムエンジニア(以下SE)を「技術職ゆえ世間一般の常識や社会性があまりない」人間だと思い込んでいるからです。

それはあながちウソでもありませんが、そんな風潮に甘んじているようでは二流というもの。業界で生き残るためには、一流と呼ばれるSEになってこそ。
ならば、磨くべきは技術スキルよりコミュニケーションスキル。多くのSEがそれを苦手としている環境だからこそ、コミュニケーションの上手なSEは光り輝きます。

では、クライアントに対しては、どのようなコミュニケーションスキルが有効なのでしょうか。(島田佳奈

■ クライアントに感謝するスキル

フリーのSEは自身が外注であることから、どちらの相手も「お客様」には違いないのですが、クライアントから案件が発生しない限りSEは仕事も報酬も得られないことを思えば、生半可な応対でいいはずがありません。

お客様は神様です。「仕事をいただいている」ということを常に忘れず、感謝の気持ちで接しましょう

■ IT業界用語を翻訳するスキル

システム特有のカタカナ系用語をクライアント相手につい使ってしまうSEは多いもの。

まだ相手が素直に「それはどういう意味ですか?」と聞いてくれればいいのですが、担当者が上場企業のエリートくんだったりすると「そんなことも知らないの?(ググれよ)」とツッコまれることを恐れ、わかった素振りで聞き流されてしまうことも。

アジェンダ(議題)とかデプロイ(展開)とかUI(ユーザインターフェイス)といった単語は、一般的にはほとんど使いません。落とす(ダウンロード)は落下、フリー(無償)は自由、オープンソースの「ソース」はトンカツにかけるあれ?と考える人の方が多いでしょう。業界用語に染まるのもほどほどに。

■ 無理難題を華麗にスルーするスキル

「ここにもうひとつ『あいまい検索』というボタン追加できる?」

ときにクライアントは、ラーメンに煮玉子を追加するくらいの気軽さでオーダーしてきます。見た目だけのダミーボタンなら30分でつけられても、 クリック時の動作は完全に追加機能。

ここで「検討します」と一瞬でもクライアントに期待をさせてしまうのは危険。「これも」「これも」「忘れてたけどこっちも」と煮玉子どころかメンマや焼豚まで無料トッピングされて、気がつけばただのラーメンが全部盛りになってしまいます。

貧乏くじを引くのは、クライアントに対応するあなたではなく、あなたの指示で作業をさせられる現場のSEやPGたち。工数に影響する部分に温情やサービス精神は無用。きっぱりと「ここからは追加工数(別途見積)」と笑顔で切り返す、あるいは「それは第二フェーズでやりましょう」とやんわり受け流すスキルこそが重要です。

いかがでしょうか。無事にプロジェクトをリリースするためにも、クライアントとは円滑にコミュニケーションを図りましょうね。

原稿:島田佳奈
作家/女豹ライター/コラムニスト。『人のオトコを奪る方法』他著作多数。あまり知られていないが、実はキャリア8年の元SE(C/S、オープン系。専門言語はVB、Java)。SE時代は主にリーダーとSE/PG間のコミュニケーション不全を緩和する稀有なムードメーカーとして重宝される。徹夜3日、稼働月420時間(15h×28日)が限界値(女として終わっているレベル)。AllAbout恋愛、Nifty恋愛結婚、シティリビング他コラム連載多数。
公式サイト https://www.facebook.com/shimadakana.fanpage

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