SEに求められるコミュニケーションスキルとは? 〜対メンバー編〜
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SEに求められるコミュニケーションスキルとは?
〜対メンバー編〜

2014.02.06

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システムエンジニア(以下SE)という職業を選んだ人は「マシン相手の作業が好き」な反面、「マシンのように答えのはっきりしない人間が苦手」であることが少なくありません。

だからといって、一緒に仕事をするメンバーとコミュニケーションを取らないわけにはいかないのが現実。作るものがシステムであろうと、ひとりが担当するのはシステム全体の一部。すべてを狙い通りに合わせシステムを完成させるためには、プロジェクト(あるいはチーム)内のメンバーシップも重要です。

とくにメンバーを管理する立場にあるリーダーSEは、メンバー全員をうまくまとめるためにも、タイプに合わせたコミュニケーションスキルが求められます。

では、具体的にどのようなスキルを身につければいいのでしょうか。(島田佳奈

■ チャットで感情を伝える「ネット文章」スキル

作業中の会話ツールとしてSkypeなどのチャットアプリを導入するのはよくあること。しかし文字で感情をうまく伝えるのは、プロの作家でも難しいものです。そこで役立つのはネットスラング的なもの。SEやPGはプライベートでもネットの世界に棲息している人がほとんどなので、顔文字にも抵抗ありません。

公的文書でないチャットの会話上では、時折くだけた表現を用いて親近感を持たせたり、顔文字を入れることで言葉尻がきつくならないよう配慮するのもテクニックのうち。

ただしログも残るので、くだけすぎには気をつけて。

■ 残業や徹夜のメンバーを「ヨイショする」スキル

工程に遅れが発生すれば残業が増え疲労するし、リリース直前のテスト段階で深刻なバグが見つかれば、徹夜してでも納期に間に合わせるよう身を削るのがSEの常。しかたがないものとして皆黙々と作業するものの、殺伐とした空気はメンバー全体のモチベーションを下げかねません。

こんなときは、緊張を緩ませたりストレスを軽減させるための工夫も必要です。

具体的には、残業ゴハンを奢ったり、皆でサウナや銭湯(近くにあれば)へ繰り出したり。コーヒーや栄養ドリンク、気分だけでも盛り上げるためにノンアルコールビールを差し入れたりといったサービス系。

あるいは(許される環境下であれば)即席DJとなり音楽をかけたり、定期的に休憩時間を設けてオンラインゲームを楽しむのも一興。

息が詰まる状況が長時間続くと作業効率も低下します。サボリではなく積極的に息抜きを挟むことを提案できるのは、上の立場の人間だからこそ。

■ SEの心を開く「脱がせ」スキル

おとなしく黙々と作業をしているから心配ないと見せかけて、ひそかにストレスを溜め、ある日、突然鬱モードとなり出社できなくなるのはSEにありがちなところ。彼らのモチベーションを納品までキープするためには、リーダーがそのストレス源を察知し緩和できるよう、意志疎通を図らなくてはなりません。

目を見て会話するのが無理ならばチャットやメールで、逆に特定の話題(趣味のフィギュアなど)だけは饒舌といったキャラならば、その話題でコミュニケーションを図れるよう情報収集するなど、とにかく「この人だけは話しやすい」雰囲気づくりが肝要です。

相手が心を開けばこっちのもの。どんなに難しそうなメンバーでも(心の鎧を)脱がせるために、ボディランゲージや環境心理学の本で知識を増やし現場で地道に経験を積みましょう。

ちなみにSE当時の筆者は、女性という属性を生かし、徹夜時のみ「サービスタイム」(真夜中にデスクをお立ち台にして筆者が踊る)を開催し、メンバーが率先して徹夜したくなる?環境を作っていました(笑)。

近い将来、あなたがリーダーになる時のために、「文章」「ヨイショ」「脱がせ」のスキルを磨いておきましょう。

原稿:島田佳奈
作家/女豹ライター/コラムニスト。『人のオトコを奪る方法』他著作多数。あまり知られていないが、実はキャリア8年の元SE(C/S、オープン系。専門言語はVB、Java)。SE時代は主にリーダーとSE/PG間のコミュニケーション不全を緩和する稀有なムードメーカーとして重宝される。徹夜3日、稼働月420時間(15h×28日)が限界値(女として終わっているレベル)。AllAbout恋愛、Nifty恋愛結婚、シティリビング他コラム連載多数。
公式Facebookページ https://www.facebook.com/shimadakana.fanpage

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