銀行員の転職先は年代別の期待値と希望業界に基づいて考えよう|求人・転職エージェント

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更新日:2022/04/14

金融業界

銀行員の転職先は年代別の期待値と希望業界に基づいて考えよう

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銀行員から他業種に転職する場合は、自身の年齢によって求められている期待値が異なると理解しておくことが大切です。その上で、これまでの経験を活かせる業界への転職を検討すれば、理想の求人に出会える可能性は高まります。

ここでは、銀行員の転職市場での評価や期待、転職先を決める際の考え方などについて解説します。

目次

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銀行員の転職市場での評価・期待

まず、転職市場において銀行員はどのような評価や期待をもって迎えられるのかを見てみましょう。

20代は業務経験よりもポテンシャルが期待される

まだ社会人経験がそれほど長くない20代で転職する場合は、これまでの業務経験よりも入社後にどの程度活躍できるかのポテンシャルが期待されます。もちろん業務経験が豊富であることに越したことはありませんが、業務への適性があるかどうか、入社後長く活躍してくれそうかなどが見られる傾向にあります。

30代は即戦力として結果を出すことが期待される

30代以上になると社会人としてある程度の経験を積み、中には役職に就いて業務を遂行してきた方もいるでしょう。そのため、転職先でも即戦力として結果を出すことが求められます。これまでの業務経験を活かして会社に貢献してくれそうかどうかが重点的にチェックされます。

業界・業種によって求められる業務経験は異なる

転職先の業界や業種によって求められる業務経験は異なります。例えば、金融商品を販売してきた営業職の方であれば、異業種の無形商材の個人・法人営業においてもその経験が重宝されるでしょう。また、融資をはじめとした企業経営のサポートを行ってきた方なら、スタートアップ企業やベンチャー企業で財務面のアドバイスを行うような業務に重用されることが考えられます。

このように、経験を活かせる転職先はそれぞれの業務内容によって異なりますので、転職前には自身のスキルを棚卸しておくことをおすすめします。

銀行員が転職する際に直面する悩み

銀行員が転職を考えた際に抱きやすい悩みとしては次のようなものがあります。金銭面やキャリアの観点から十分に検討した上で転職するかどうかを決めることが大切です。

転職後の年収の維持・向上

転職後の企業で現在の年収を維持・向上できるかどうかについて悩む方は多いと思います。銀行員の平均年収は一般的な日本の年収に比べると比較的高めの水準なので、場合によっては年収が下がることを受け入れて環境を変える決断をするケースもあるでしょう。

年収を維持・向上できそうな転職先が見つかれば問題ありませんが、そうでない場合は自分にとって転職する理由がどこにあるかを振り返り、本当にいま転職すべきなのかどうかを判断する必要があります。

現職でのキャリアアップの可能性

現在の職場でまだキャリアアップが図れるのではないかと考える方も多いのではないでしょうか。転職の場合、それまでの業務経験があるとはいえあらためてキャリアをスタートさせることになりますので、キャリアアップへの道のりは決して短いとは言えません。もし配置転換などでキャリアアップの道が開けるのであれば「転職しない」という選択肢も考えるべきでしょう。

銀行員が転職しやすい業界・求められる業務領域

銀行員が転職先として選びやすい業界としては、金融業界やスタートアップ、ベンチャー企業などが挙げられます。特に求められやすい業務領域についてまとめましたので、ぜひ参考にしてみてください。

金融業界

金融業界は銀行とも通じる面が多くあるため、業務経験を活かしやすい業界として転職先に選ぶ方が多くいます。証券会社や保険会社などは比較的選ばれやすく、受け入れ先となる企業側も銀行員の経験を活かせるため採用しようと考えるところが多い傾向にあります。

外資系企業

成果主義の側面が強い外資系企業では、大きな成果を挙げられれば大幅な年収アップが期待できます。しかし、多くの場合は高い英語力が求められるため、語学に精通していないと転職が難しくなる場合もあります。もし現職で英語を扱う業務に従事しているような場合は転職先として検討してみてもいいでしょう。

スタートアップ・ベンチャー企業

これから成長していく企業で自分の力を試してみたいという方にはぜひおすすめしたい転職先です。銀行員のスキルを活かしつつ、大きな夢を仕事の中に描くことができます。

銀行員として法人の経営課題を解決する業務にあたっていた方であれば、転職後の企業で財務面の改善に携わることが可能になります。スタートアップ・ベンチャー企業では少数精鋭の経営体制を敷いているケースも多く、駆け出しの企業であることから財務面を管理できる人材が重宝されるケースが多々あります。そのような企業の求人を狙って応募するというのも一つの手段です。

ソリューション営業

自社で独自のサービスを開発・提供している企業のソリューション営業も、銀行員が活躍しやすい職種です。ソリューション営業で扱うのは主に無形商材のため、金融商品の販売スキルを活かして転職後の企業に貢献できるでしょう。

40代の転職は難易度が高い

銀行員に限ったことではありませんが、40代の転職は30代に比べると難易度があがります。募集している職種の種類が狭まったり、求められる業務のハードルが高くなったりする可能性もあります。転職サイトや転職エージェントなどでも、30代までのほうが理想の求人が見つかりやすい傾向にあります。本当に転職が必要かどうかを真剣に見極める必要はあるものの、転職しようと決めたら早めに行動に移すことが大切です。

まとめ

ここまで、銀行員の転職市場での評価や期待、転職先を決める際の考え方などについてお伝えしてきました。転職市場において、銀行員は一般企業の社員に比べて経験に対する評価や信用度が高く、その評価をしっかりと理解したうえで適性に見合った転職先を探すことができれば、きっと理想の転職を実現できるはずです。

一方、同じ業務を経験していたとしても、何歳で転職するかによって評価が異なるケースもあります。ここで紹介したように、20代ではポテンシャルが重視されること、30代では即戦力が求められること、40代では転職が厳しくなることを考慮しながら、自らの価値を最も高くアピールできるタイミングと業種をじっくりと考えてみましょう。

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マイナビエージェント編集部

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