
お客様のシステムに不具合が起きないようにSEは日々確認を欠かしません。しかし、初めて転職される方は、“自分の転職”という大きなプロジェクトにおいて、「確認」を忘れてしまうケースが往々にしてあるようです。今回はその確認漏れの一例を取り上げてお話します。
● 新卒で入った会社で長年、主に中堅〜中小企業規模のインフラのすべてを担当してきたAさん。インフラSEとして長年培ってきたスキルを生かし、「より規模が大きなシステムに携わりたい」と、初めての転職に臨まれたときのお話です。
そのときのAさんは「とにかく規模が大きなシステムに携わりたい」という気持ちが先行してしまい、「大きなシステムの中で自分の担当業務は何か」、「自分の経験を最大限発揮できる環境なのか」を面接の中でろくに確認することなく、求人票の内容や面接時の“インフラSE”の単語のみで判断し、内定が出たS社へ入社を決めてしまったそうです。
入社したS社は世界規模でビジネスを営んでいるグローバル企業。企業規模に比例して扱うシステムも世界規模の大きさで、ゆえにシステム部門の人員が多く、分業化が進んでいました。ある人は“コンパイルのみ”。またある人は“submitを押下するのみ”など・・・・・・。
皮肉なことに今まで担当してきたどんなシステムよりも小さなシステムを担当することになってしまったのです。「このままではSEとしてのスキルが下がってしまう」と焦りを覚えたAさんは退職を決意し、当社マイナビエージェントへご相談に来られました。現在は3社目となるC社で大活躍されているAさんはこのように仰っていました。「やっぱりSEは確認が肝」と。

現在、転職市場は非常に厳しく、完全な買い手市場になっています。そんな中、面接どころか書類通過もなかなか難しくなってきており、ついつい経験以上のことを書いてアピールしたくなる方もいるかと思います。しかし、実際に過度なアピールをされたことが結果的に大きな失敗へとつながってしまったケースをお話しします。
Bさんは小さなソフトハウスで働かれていたのですが、漠然と大企業か、大企業とはいかないまでもそれなりの規模の中堅企業で働きたいという思いを抱くようになり、転職活動を始められました。小さな会社の中で、何でも一通り任され、それなりにこなしてきたという自負があったため、面接では、たった1ヵ月のプロジェクトで少しかじった程度のことでも、自信満々に「できます」と答えていました。人当たりもよく、その自信に満ちあふれた姿が面接官によい印象を与え、見事、中堅システムインテグレーターから内定をいただき、入社するに至りました。
そして入社して早々、あるプロジェクトのリーダーを任されたのですが、前職で経験されていたものとは規模も違えば、使用言語、開発手法など、すべてにおいてほぼ未経験のものだったのです。面接で「できる」と言った手前、入社してからできないとは言えず、必死に頑張ったものの、周りの態度も徐々に冷たいものになっていき、耐えられずに早期に退職を決意。現在マイナビエージェントにて、応募先企業をじっくり探しています。
過度なアピールは、自分自身と転職先企業の両者にとって不幸な結果を招くことになります。面接に受かることが目的ではなく、面接には「企業と自分のキャリア・経験・希望とのマッチングをする」という意思で臨んでください。
過度なアピールをしたBさんにも反省点はありますが、今回のケースでは、企業の採用担当者も技術面について深く確認していなかったことが、お互いを不幸に導いた要因だったと思われます。ただし、このようなケースのように、企業の採用活動のご経験がまだ浅かったり、エンジニアの採用には慣れていない採用担当者がいるのも事実です。マイナビエージェントでは、業界に特化したリクルーティングアドバイザーが企業のサポートを行っていますので、企業の採用担当者が不慣れな場合は、選考に関する具体的なアドバイスを行い、ご応募者との間でミスマッチが起きないよう最大限配慮しています。
仕事内容のほかにも、待遇面や職場環境の確認も重要です。ご自身では直接企業に聞きにくいことも、マイナビエージェントのコンサルタントに聞いていただければ、企業に深く入り込んだ情報を提供することが可能ですし、仮にマイナビエージェントで持っていない情報であっても、貴方に代わって先方にお伺いすることが可能です。 転職を検討されている方は、まずは無料転職サポートにお申し込みください。